気持ちはまだ30代のまま
毎年、年を重ねているにもかかわらず、自分ではあまり年齢をただの数字にしか捉えていませんでした。なぜなら、年齢は46歳なのに気持ちはまだ若いと考えていたからです。そのため、自分が30代のころにしていた仕事量や仕事内容はずっと変わらず続けていました。
しかし、44歳のときに体調を崩してから仕事をこなすスピードや体への負担が大きいと感じ、ぐったりとしてしまう日も出てきたのです。次第に仕事にもプライベートにも影響が出てくるようになってしまったのです。クライアントさんや会社から仕事のスピードが遅いと言われ、ひどいときには納期に間に合わないこともありました。
プライベートでは家事がおろそかになり、掃除をさぼったり乾いた洗濯物をたたまなかったりしたこともありました。それでも、少し最近忙しかったから……と仕事の量も内容も変えずにいました。 おそらく、自分はまだ「体力が落ちていて以前のような仕事量をこなせない」という実感がなかったのだと思います。
あまり仕事量はこなせないことに気付く
子どもたちが巣立ってから、私の時間はたしかに増えました。洗濯物や掃除も随分とラクになり、周りから言われていた「1人はラクだよ」という言葉の通りだと思ったものです。
ただ、子どもたちが巣立ったとはいえども、大学の教育費はまだかかりますし、子どもたちが体調を崩せば駆けつけます。欲しいものがあれば用意し、足りないものがあれば探します。また、離れてはいるものの1人暮らしをしている学生に、食品や日用品などを仕送りしているのであまり1人暮らしをしている実感はありません。
そうはいっても、1人暮らしの生活は少し家事面でラクにはなったものの、依然として仕事に追われる生活には変わりありませんでした。そして、仕事でミスが続き会社の上司に怒られてしまいました。
いくつも副業を抱え自分では緊張感を持って取り組んでも、ポロポロとミスが頻繁に出てくるようになったのです。さすがに、これ以上は迷惑をかけられないと、何が悪かったのかを自省し始めました。
自分と向き合い仕事や生活を見直すことに
30代のころのように多くの仕事をスピード感を持ってこなすことや、長時間の労働、肉体労働が体に負担となることがわかりました。しかし、生活するにはある程度の収入が必要です。そのため今後の生活スタイルを変えていくことが必要だと考えたのです。
生活を見直すためには、1回リセットをする必要があると思い、会社勤務である本業をまずはしっかりと立て直し、それから副業であるライティングを無理のない範囲でしていこうと考えました。
一度リセットして、会社の上司とも以前のように仕事ができるようになり、精神的にも落ち着き、やる気も出てきました。さらには、副業は1日でこなせる量を減らし、今は収入よりも確実にこなせることを目的に仕事を選んでいます。
まだ子どもが学校を卒業するまでに年数はありますが、まずは自分ひとりで抱え込むことを手放しました。少し疎遠となっていた親兄弟や周りの人に相談して、悩みを聞いてもらったり、解決方法を教えてもらったりできました。
私がひとりで仕事をしてお金を稼げば、生活費も教育費も何とかなると思っていたことは少し間違っていたように思い始めたのです。自分で何とかすればという考えのせいで、キャパオーバーともなり、結果として洗濯物を片付けなかったり掃除もおろそかになったりと家事が中途半端になりました。
さらに、大学の授業料といったまとまった金額となる教育費を納期までに支払えるのかといった心配をかけてしまいました。今思えば家族に対してもあまりいいやり方となりませんでした。
まとめ
子どもが巣立ってから仕事に専念できると意気込んでいたのですが、年齢を重ねて長時間労働や仕事のスピード感ができなくなり、会社の上司から叱られるようになりました。自分はまだまだ30代のころのように働けると自信過剰になっていたことに気付いたのです。
私の責任だから何とかしないといけないという考えで空回りするところがあり、ひとりで抱え込むことをやめました。これからは、困ったときは助け船を出してくれる人がいたら、相談してみることも解決方法の一つとしていこうと思います。
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