毎月、生理が来るのが怖い!
私は高校生のときから生理痛がひどく、鎮痛薬が手放せない生活を送っていました。ひどいときは脂汗が出てしゃがみ込むこともありましたが、みんな同じだと思い込み、病院にも行かず、毎月生理が来るのが怖かったのを覚えています。
それから社会人になり、友人と遊んでいるときにしゃがみ込むくらいの激痛が……。友人から「おかしいよ」と言われ、さすがにこれはダメだと思い病院へ。すると子宮内膜症でチョコレート嚢胞が原因だと医師から告げられました。
不妊の原因になると言われ…
結婚の話があり、妊娠を考えていると婦人科の先生に伝えると、「チョコレート嚢胞が大きく、不妊の原因になるから手術したほうが良い」と言われ、怖い気持ちがあり悩みましたが思い切って結婚してすぐに手術を決意。
手術後からひどい生理痛に悩まされることは少なくなり、その後の妊活で自然妊娠を目指しましたが妊娠せず……。人工授精にもトライし、最終的には体外受精にて出産。手術してから実に3年かかりました。
長い付き合いになる病気
子宮内膜症は完治はしない病気と婦人科の先生から言われました。妊娠中は月経がないので病気の進行は止まるけれど、また月経が来ると進行は始まる。閉経まで付き合っていかないといけない大変な病気だそうです。
学生時代から脂汗が出るくらいの腹痛があったのにもかかわらず、病院に行かなかったことを後悔しています。結果、体外受精にて子どもを授かることができましたが、不妊治療は精神的にも金銭的にも体力的にも本当に大変でした。私は2年に1度、子宮頸がん検診と一緒に子宮内膜症の検診を受けています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:やまぐち さき
4歳の女の子、2歳男女の双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。
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