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育児でボロボロだった私。夫「もう無理!別れよう」公園で泣いていると、私の人生を変えた出会いが!?

私はいよいよ社会人になるというタイミングで妊娠しました。就職先も決まっていたところでの妊娠に戸惑いましたが、頼もしい彼を信じて結婚することにしたのです。

私はすでに決まっていた就職先を辞退して、夫を支える専業主婦になりました。結婚してから数カ月が経ち、新しい生活にもやっと慣れてきたころ、私は無事に娘を出産! しかし、出産を機に私と夫の間には溝ができてしまいました。

信じていた夫が…

ある日、仕事から帰った夫は、部屋に入るなりイライラを爆発させました。理由は部屋が散らかっていること。「朝から晩まで1日中家にいるのに、何をしていたんだ」と私を責めます。

 

そうはいっても、私だって怠けているわけではありません。娘のお世話で手一杯なのです。

 

さらに夫は、化粧をせず髪もボサボサの私を見て、大きなため息をついて「やっぱ無理だわ。俺たち別れよう」と言いました。

 

頼もしかったはずの夫がこんなことをいうなんて信じられません。子どもはどうするのか? と聞くと、実家の両親と育てろと言い、離婚届を置いて出ていってしまいました。

 

運命の出会い!?

泣きながら荷物をまとめていると、あっという間に夜が明けていました。いつ帰ってくるかわからない夫を家で待つのはつらく、私は朝早くから娘をベビーカーに乗せて公園に向かい、何をするわけでもなく、ただベンチに座ってボーっとしていました。

 

これからどうしよう……。そんなことを考えていると、1人の女の子がやってきました。

 

「ねえ! 赤ちゃん見せて!」勢いに圧倒されてしまいましたが、女の子はベビーカーを覗いて娘の様子を観察しています。

 

「ねえねえ、赤ちゃん泣いてるよ?」
「え? 泣いてないよ?」

「ママの心が泣いてること、赤ちゃんに伝わってるんだよ? だから赤ちゃんが泣いてるの。ママの悲しいことがなくなりますように!」

 

そう言って女の子は、私の頭をポンポンしてくれました。自然と涙が流れ、気づけば私は声をあげて泣いていました。

 

強い味方

それを見て慌てた女の子は、父親を連れて戻ってきました。女の子の父・サワダは、事情もわからないまま駆け付けてくれたようです。

 

私が女の子のせいで泣いているのではないと伝えると、サワダは安心した表情を見せつつ、何かあれば話を聞きますよと言ってくれました。自分でもなぜだかわかりませんが、私はその言葉に甘えて、初対面だというのに今までのことをすべて打ち明けたのです。

 

洗いざらい話をしていると、サワダが弁護士さんだということ、妻が浮気をして逃げてしまったこと、シングルファーザーとして1人で子育てしていることを知りました。サワダは「ここで会ったのも何かの縁だ」と言い、夫の行方を調べてくれることになりました。

 

夫が妻を裏切ったワケ

サワダは、弁護士という職業柄、ツテもあるようで、知り合いの調査会社に依頼して夫についていろいろと調べてくれました。出てきたのは浮気の証拠の山。出張や残業と偽って派手に遊んでいたのです。

 

そのタイミングで家に帰ってきた夫は、テーブルに並べられた浮気の証拠に驚いています。夫は観念したのか、真相を話し始めました。

 

出産後、娘が一番になってしまった私が嫌だったことや、髪やメイクにも気を遣わず、家事も手抜きになっていた私が悪いというのが夫の主張です。たとえそれが本当だったとしても、浮気をしていいという理由にはなりません。それを聞いたサワダは、静かに話し始めました。

 

「この浮気に関しては、君は有責で慰謝料を支払うことになります。それから、子どもに関しては養育費というものも必要になる」

 

夫は驚いた顔でサワダを見ていました。慰謝料も養育費も、まったく考えていなかったようです。

夫婦円満の秘訣は?

逃げればなんとかなる、という夫の甘い考えも虚しく、サワダの采配で私は慰謝料と養育費をきっちり請求し、離婚できました。

 

娘と公園に行ったときは先が見えずに絶望していましたが、女の子との出会いがきっかけで、今は母娘で自立を目指して頑張っています。

 

 

夫婦といえど他人。言葉にしてもらわないと伝わりません。娘中心の生活が寂しいと感じていたことをちゃんと言葉にしていたら、こんな結末は待っていなかったのかもしれませんね。一方的に決めつけたりがっかりしたりせず、口に出して話すことの大切さを改めて感じました。

 

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      「酷い目に遭ったあとで救世主に遭いました」的なエピソードが多いけど、そんなにあるものなの?
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      どこでどんな出会いがあるかわからないですね!あのとき公園に行ってよかった!

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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