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「今日は皆で何の集まりなの?」脳ドックの約束をすっかり忘れていた母 #母の認知症介護日記 2

「母の認知症介護日記」第2話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

ある日、母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。まとまった現金が置いてあるはずの貸金庫に、お金がないと大騒ぎするあーちゃん。しかし、お金を動かしているのはどう考えても本人。もしかして、忘れている……? ほかにも最近は少し様子がおかしいと感じることもあって、姉に相談して脳ドックを受けさせることにしたのですが……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師菊池大和先生
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長

地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
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自分がしているはずのお金の出し入れを忘れているのでは……? 1本の電話をきっかけに、あーちゃんの様子を冷静に思い返してみると、気になるところがいくつか出てきました。そこで姉に相談し、姉妹からのプレゼントということで、脳ドックを受けてもらうことになったのでした。

 

検査が終了。その結果は…?

母の認知症介護日記 2

 

母の認知症介護日記 2

 

母の認知症介護日記 2

 

 

母の認知症介護日記 2

 

母の認知症介護日記 2

 

母の認知症介護日記 2

 

 

母の認知症介護日記 2

 

母の認知症介護日記 2

 

待ちに待った脳ドックの日。あーちゃんは約束どおり待ち合わせ場所にやって来ました……が、到着するなりうれしそうに「今日は皆で何の集まりなの?」と聞いてきました。

 

あーちゃんは、脳ドックの日だということを忘れてしまっているようです。その後も、事実と異なる話を繰り返し話してきて、姉と目くばせを交わしながら、どんどん暗い気持ちになっていったのでした。

 

病院に着くとすぐに呼ばれ、小一時間ほどで検査は終了。医師によると、年齢なりの動脈硬化や萎縮はあるものの、特に大きな問題はないとのこと。しかし、オプションでつけたテストでは、なんとも言えない微妙な結果をたたき出していました。

 

結局、次に血液検査をしてからこれからのことを判断することに。次回の予約を入れて病院を後にしたのですが、あーちゃんからはどこかおかしいのかと何度も涙目で聞かれ、ひたすらなだめ続けながら帰りました。

 

--------------

病院に来た目的を忘れている様子の母を見て、何となく暗い気持ちになってしまうのは理解できるのではないでしょうか。「長谷川式認知症スケール」とは、日本国内の多くの医療機関でも使用されている認知症の簡易検査。信頼性の高い評価法といわれています。

 

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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