採卵までの流れは?
35歳で卵子凍結に興味を持ち、38歳のときに前夫との離婚が成立したkeikoさんは「いつか再婚して子どもを産みたいから、今のうちに卵子を凍結しておこう」と決意。未受精卵を凍結できるクリニックを近場で探し、職場から徒歩5分のところにあるクリニックで卵子凍結をすることにしました。
採卵とは、排卵直前に卵巣から卵子を体外に取り出すことです。通常は生理14日目くらいが排卵日となり、keikoさんの場合も、生理11~13日目あたりが採卵日の候補として挙げられました。採卵までにしっかり卵胞を育てるため、生理3日目からはプロベラ(=黄体ホルモン剤。子宮内膜分泌化作用や妊娠維持作用をもつ)という薬を飲みつつ注射を打ち、卵胞を刺激していきます。
そして、生理6日目・9日目に経腟エコー検査で卵胞の様子をチェック。すると、生理6日目にはほとんどが未成熟卵でしたが、生理9日目には成熟卵胞と呼ばれる20mmを超える卵胞が複数確認できたようで、生理12日目に採卵をおこなうことが決まりました。いよいよ採卵日時が決まったkeikoさんは、採卵の36時間前ぴったりに卵胞を成熟させる目的でトリガー注射を打ちます。
あとは採卵当日を待つだけとなったkeikoさん。今まで毎日、薬の服用や自己注射を頑張ってきた達成感を覚えながらも、採卵日が近づくにつれて緊張とワクワク感が高まっていき、複雑な感情だったそうです。
今回は、keikoさんがクリニックを初めて受診してから採卵日を迎えるまでの様子を紹介しました。卵子凍結は費用負担が大きく通院も大変なイメージですが、採卵までの自己準備にもこれほどの手間がかかると知って驚きです。ここまで頑張って準備してきたからこそ、「無事に採卵できますように」と強く願うkeikoさんの心境にも納得ですね。ちなみに、あと2年もしないうちに40歳を迎えるkeikoさんとしては、このとき「早く卵子凍結をしてしまいたい」という気持ちも少なからずあったそう。採卵で良い結果が出ることを祈ります。
原案/keikoさん
作画/ちゃこ
監修/グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長 岡田有香
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
keikoさんの卵子凍結に関する体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
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