同期の彼と付き合うことに
入社2年目のころ、私は部署替えをきっかけに同期の彼と付き合い始めました。同い年の彼は、少し子どもっぽいところがあり、思わず世話を焼きたくなるタイプ。そのため、彼の部屋へ遊びに行くたび、私は掃除や料理などをしていました。
ちょうどそのとき、お料理教室に通い始めたばかりだったこともあり、彼に手料理を振る舞うことが好きだった私。彼はいつも「おいしい!ありがとう」と言ってくれるので、彼を喜ばせたい一心でデートにお弁当を作って行くこともたくさんありました。
結婚後に判明したこと
そんな彼と付き合って1年が経ったときのこと。彼からプロポーズされ、私たちは結婚することになりました。新婚生活が始まると、より凝った料理を振る舞いたいと意気込むようになった私。
しかし、いつもおいしいと何でも食べてくれていた彼が、次第に口を出してくるようになったのです。「大根は米のとぎ汁で下茹でするんだよ」「チャーハンは冷たいご飯で作るんじゃなくて一度レンジで温めてから炒めてね」など。彼に料理のこだわりがあったなんて、と私は驚きを隠せませんでした。
ある日のこと。たまたま休日に私が出勤することになり、彼が夕飯を作ってくれることに。帰宅した私を待っていたのは、丁寧に作られた和食の数々。びっくりした私が「こんなに料理上手だったの?」と聞くと、「両親が共働きだったから、中学生のときからいつも食事の支度を自分でしていたんだよ」と彼は言いました。
私がいつも頑張って料理をしていたため、彼はなかなか言い出せなかったとのこと。彼の料理のおいしさに感動した私は、その日から彼に教わりながら一緒に料理をするようになりました。
彼が料理上手だったと判明したときは本当にびっくりしましたが、料理上手な彼に教えてもらったおかげで、今では魚を三枚におろすところから料理ができるようになりました。料理を通して彼との会話も増えた気がするので、これからも一緒に料理をして仲を深めていきたいです。
著者/原田 真奈美
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