理想の結婚相手?
私と彼は、特に交際をしていたわけではありませんでした。職場の同僚という関係で、特別な感情はなかったのです。彼からいきなりプロポーズされたときにも、戸惑いのほうが強くてすぐには返事ができませんでした。
そこで、私は職場の人たちに相談することに。皆、口々にうらやましいと言ってくれました。幼いころに父親を亡くした彼は、母親と幼い兄弟を支えてきました。でも、そんな苦労は職場ではみじんも出さなかったのです。いつも笑顔で、周囲に気をつかう人でした。結婚するならこういう人がいいなと思う、まさに理想の男性だったのです。交際0日というのは少しちゅうちょしましたが、私は彼からのプロポーズを受けることにしました。
結婚後知った彼の多趣味
結婚後、私は彼が多趣味なことを初めて知りました。釣りにバイク、プラモデル集めにゲームとありとあらゆる趣味を持っていたのです。そのため、給料のほとんどが趣味に使われてしまったのです。さらに彼の母親は焼き鳥屋を経営していて、毎月のようにお小遣いを渡していたのです。
職場での印象とは、まったく違いました。高価な物を買うときにも、私には一切相談してくれません。何度も生活費を入れてくれるように頼んだのですが、彼はまったく応じてはくれませんでした。
結局、私の給料だけで家計を支えていくしかなかったのです。新しい洋服も買えず、安い化粧品ばかり使う日々でした。それでも、私が頑張ればいいのだと思い、懸命に働いたのです。
夫が変わってくれると信じて
私が頑張って働いて、節約している姿を見たら彼も変わってくれると信じていました。ですが、彼は何も変わりませんでした。それどころか、さらに趣味を増やしてきたのです。
そこで、私は決めました。仕事を辞めることにしたのです。私が働いて節約しているから、彼はそこに甘えているのだと思ったのです。そして、その考えは見事に当たりました。生活に困窮した彼は、趣味を徐々に減らしていきました。欲しい物があったときにも事前に相談してくれるようになったので、私としてはホッとしています。
まとめ
彼との結婚は、正直言って後悔の連続でした。良い人だからといって、金銭感覚までしっかりしているとは限りません。結婚前には、どんな趣味を持っているのか、毎月いくら使っているのか確認するべきだったと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
文/早川範子
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