夫から家計管理を任されている私は、節約を頑張る日々。しかし、ある日夫から給料が激減してしまうと言われてしまい、大ピンチに。なんとかパートの勤務時間を増やして、足りない分を補填しようと思っていたところ、体調を崩してしまいました。
なんとかできる額ではない…
私はパートをしながら会社員の夫と生活しています。不景気だとは思っていましたが、ついにわが家にもそのあおりが来てしまい……。「減給が決まった」と夫から告げられました。
その額はなんと、手取りで13万円ほど。これまでの半分以下になってしまうことに。今でも特売品を買いながらギリギリの生活をしているというのに、この減給は大ピンチでした。
家計管理はすべて私に任されていて、夫はなんとかやりくりしてくれと言うだけ……。さすがになんとかできる額ではなく、私がパートを増やして減らされた分を補填するしかありませんでした。
夫も給料を上げてもらえるように必死に働くと言ってくれたので、もうやるしかなく、「お互い頑張ろう!」と励まし合うのが精いっぱいでした。
体が悲鳴をあげてしまった
衝撃的な夫の減給決定から、2カ月ほど経ったころ。
私は職場で体調を崩してしまい、病院へ。そこで、医師から過労とストレスで体がボロボロになっていると言われたため「すこし仕事を休むことになる」と夫に伝えました。
すると、夫からは「今月の稼ぎはどうするんだ」と、私の心配ではなくお金を心配する言葉が。さらに「休みたいなら勝手に休め、生活費が足りなくなっても知らない」と夫からの言葉には、やさしさのかけらもありませんでした……。
私だって寝る間を惜しんで早朝から深夜まで働き、食事だって1日2食のもやし中心生活で我慢していました。それなのに、そんなふうに言われてしまうのがとてもショックでした……。
もうどうにもならないので「誰かにお金を貸してもらうしかない」と言うと、夫は「借金なんて底辺の人間がすることで、そこまで落ちぶれたくはない」と言う始末。
こんな状況で体裁を気にするなんて、信じられません。「もう夫には頼れない……」そう思った私は、ある人に助けを求めることにしました。
信じられない夫の裏切り
翌日、間もなく日付が変わろうとする深夜。
私は義母のもとを訪ねていました。もう背に腹は代えられないと思い、当面の生活費を借りられないか、夫に内緒でお願いすることに。
「お金貸してもらえませんか……」
そう切り出した私に、義母は意外な言葉をかけました。
「あの子の収入で借金するなんてどんな生活してるの?!」
「え……?」
驚いた私に、義母が告げたのは驚きの事実でした。
なんと、夫は月収で30万以上稼いでいて、私のパート代と合わせたら、大人2人が暮らすには十分な収入があるはずだと言うのです。私は義母の言っていることが理解できず、自分が把握しているのは手取りで月13万円ほどであると話しました。そして、足りない分を補うために無理をしていたけれど、「もう限界だ」と正直に伝えると、義母は絶句。一体残りの20万円はどこへ行ってしまったのか……。さすがに怪しいと思い、すこし調べることにしました。
3日後。お金の使い道は、あっという間に判明。夫は後輩にランチを奢ったり、飲み会に参加したり……。それはそれは楽しく過ごしていたよう。さらに、ネットで知り合った女子大生たちとデートをするのにハマってしまい、夫は食事代やプレゼント代を出していたら、あっという間にお金を使いきっていたということでした……。私が体を壊すほど頑張っていた裏で、何も考えず欲望のままに過ごしていたなんて許せず、私は離婚を宣言しました。
◇ ◇ ◇
いつまでも隠し通せないようなウソをついた夫。自分の欲求しか考えず、過労とストレスで妻の体がボロボロになっても、心配の気持ちもない夫なんて夫婦である意味を考えてしまいますよね。今回の出来事で離婚に至った妻さん。これからは自分を大切に、新しい人生を謳歌していってほしいですね。