父を早くに亡くし、母ひとりで苦労して育ててもらってきてお金の大切さが身に染みているアカリさん。100万に手をつけることはできないと主張しますが、その真意はユキに伝わらず、昔から素直に行動できないよね、そろそろ生き方変えなよと、お金を自分のものにしないことについて歯痒く思っているよう。それだけでなく、アカリさんの苦労を貧乏話と言い出しました。
そんな見下した態度を取るユキに対して、高校時代はマイペースで周囲とぶつかることがあっても笑顔で突っ走るところが好きだったのに、こんな嫌な奴に変わってしまったとアカリさんが反論。ユキは顔を歪め、たしかに今やセレブになった自分は2人と違うと言い、さらに何か続けて言おうとしてーー。
お店で持ち主が分からないなら、警察へ行くしかない!
「あんたさぁ・・・嫉妬してるでしょ?」
ユキの口から飛び出したのは、まさかのセレブに対する貧乏人の嫉妬発言。心まで貧しくなったら終わりだと、あさっての方向に諭され、もういいと話を切り上げるアカリさん。
どこに行くのかとユキが尋ね、お店で持ち主のことが分からないならこれ以上の探しようがないので、警察に行き遺失物として届けると答えます。
すると、ユキはコロッと態度を変え、行ったことがないから警察に行ってみた〜いと言い出す始末。アカリさんが勝手にしてと言うと、またしてもユキは一緒に警察について来ました。
警察署に着くと、さっそく能天気に署内で自撮りを始めるユキ。一方のアカリさんは手続きを進めていき、窓口の婦警から拾得者の権利の説明を受けます。
持ち主が見つかった場合、アカリさんは遺失物の5〜20%(100万円なので5〜20万円)の報労金を受け取ることができ、また3カ月以内に持ち主が判明しなかった場合は遺失物を自分の物(100万円)として受け取ることができるということでした。
「どうされますか?」
そう問われていると、その後ろでユキが腕組みをしてアカリさんの答えに聞き耳を立てていました。
◇ ◇ ◇
結局、リサイクル店でレジャーシートの売主の手がかりがつかめず、警察に届けることにしたアカリさん。その直前まで、アカリさんの言い分を貧乏話と見下し、馬鹿にした発言をしていたユキは、警察へ行くと伝えると途端にまた野次馬根性丸出しに。アカリさんが拾得者の権利説明を受け、どうするかを尋ねられているのをじっと見守っています。
100万円もの大金の持ち主が見つからなかったらーー? みなさんなら、どのような判断をしますか?
このほか、くまおさんはさまざまな日常マンガをブログで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。