店長から雑品であるレジャーシートは個人情報の管理なども行っていないため、売り主のことはわからないと言われると、再びユキが100万をもらうか、今ここで使ったらと言います。
100万はセレブのユキにとっては小銭、お金に苦労してきたアカリさんにとっては大金。ユキにとってお金の持ち主は関係なく、アカリさんは自分のことのように心配していて2人の意見は真逆。すると、ユキがため息をついて何か話し始めるのですが……。
セレブになって変わってしまった親友。どうすればいい?
「あのさぁ・・・私はあんたのために言ってあげてるのよ」
ため息をつきながらアカリさんにユキは言い放ちます。
アカリさんはユキが何が言いたいのかわからず、ポカンとしていると、
「ホントはさ欲しいんでしょ? 100万」
「そろそろ生き方変えなよ、そんな貧乏話してないでさ〜」
昔からアカリさんが素直に行動できないこと、高校時代の好きな男子への声かけもユキが手伝ったことなどを話し始めました。
憐れむような失礼な発言を受けて、ユキ変わったねと今度はアカリさんの反論の番です。笑顔で突っ走るマイペースさで周りとぶつかるところもありましたが、そんなユキの真っ直ぐさがアカリさんやフミエが好きなところでした。
「こんな嫌な奴じゃなかったよ」
真剣な顔で伝えますが、ユキは「ふっ、何それ」と鼻で笑うと、今やセレブになった自分は変わっていて当然で、アカリさんやフミエと違って時間もお金も自由だと主張します。リサイクル店の店長は客が内輪揉めをし出してオロオロ。「あんたさぁ・・・」と、ユキは構わず主張を続けるのですが……。
◇ ◇ ◇
ユキは高校の頃からマイペースで、進路相談について担任とクラス全員を前にして「東京でお金持ちと結婚するから不要!」と言い放つなど、周囲をザワつかせたり、時にはぶつかることもあったようですが、自分に正直で笑顔の絶えない彼女がアカリさんもフミエも好きでした。
しかし、大人になって変わってしまったのか、元からそうだったのかは定かではないですが、今目の前にいるユキはお金のない人を小馬鹿にするようになっていました。
みなさんにも、学生時代と社会人になってからで価値観があまりに変わってしまった友人はいますか? そんな人とはどんなふうにお付き合いをしていますか?
このほか、くまおさんはさまざまな日常マンガをブログで更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね。