来月、多くの幼稚園から高校までの学校が夏休みを迎えますね。夏休みに合わせて旅行やレジャーを計画している方もいらっしゃると思います。慣れている方や毎年利用している方はご存じかもしれませんが、夏の旅行やレジャーをお得にする4つのポイントをお伝えします。
1.チケットショップやネットオークションを賢く利用
テーマパークや航空券・新幹線などを利用するときは、チケット(金券)ショップやネットオークションに該当するチケットがないか確認してみましょう。
おもなテーマパークの1日利用券や株主優待券が、定価より安く売られていることがあります。 航空券は株主優待券が売られていますが、これを利用すると優待価格で航空券を購入できます。
たとえば、大手航空会社の羽田ー札幌(千歳)の片道正規運賃が40,190円に対し、株主優待運賃は20,240円ですので、仮に株主優待券を5,000円で購入しても、約15,000円安く航空券を購入できることになります。また、新幹線は回数券をばら売りしているので、正規運賃よりも安く購入できる場合があります。
いずれのチケットも定価より安く購入できますが、使用期限や使用日の制限が設定されていることも多いので、利用する日が該当しないか確認してから購入するようにしましょう。
2.早期割引や交通費+宿泊セットプランを利用
航空会社の株主優待券や新幹線の回数券は、設定できる範囲であれば、日にちや時間の変更が可能ですが、 予定変更をしなくても問題ない場合は、早期割引や交通費(航空券または新幹線等の鉄道)+宿泊セットプランを利用することも検討してみましょう。
ある大手航空会社の羽田ー札幌(千歳)の片道正規運賃が40,190円に対し、早期割引の場合は16,590円~22,290円(時間帯によって価格が異なります)となります。しかし、日時の変更はできず、搭乗しない場合はキャンセルして、別便を取り直す必要があることは注意してください。
また、交通費+宿泊セットプランは旅行代理店や宿泊予約サイトで取り扱っているもので、団体料金で利用できます。航空券や鉄道と宿泊を個別に予約する場合よりも安くなるケースが多くあります。セットプランは航空券や鉄道は時間の変更ができないことが多く、申し込みの締め切りが早いことには注意が必要です。
3.マイカー利用者はETCマイレージサービスの登録を
マイカー利用者の多くの方が利用されていると思いますが、ETCの利用とは別に、マイレージサービスを登録すると、通行料金に利用できるポイントの加算や「平日朝夕割引」の対象となります。
インターネットまたは書類で登録ができますので、ETCを利用されていてマイレージサービスの登録をしていない方は、高速道路を利用する前に登録をしましょう。くわしくはETCマイレージサービスのホームページをご確認ください。
4.前売り券や割引券を確認
コンビニエンスストアや観光案内所などでテーマパークや動物園・水族館等の前売り券が売っていたり、ホームページに割引券がアップされていたりすることがあります。
たとえば、ある水族館では、入場料が通常1,850円のところ前売り券はコンビニエンスストアでは1,660円、道の駅では1,600円で販売しており、購入した当日に使えます。施設でチケットの購入に並ぶ手間も省けますので、利用する施設に前売り券や割引券がないか、ホームページやパンフレットなどで確認してみましょう。
1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等、多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。