私の娘は、よく眠る赤ちゃんでした。お兄ちゃんとは真逆のタイプで、育児が楽だと感じたものです。ところが、違った悩みが出てきました。それは生後4カ月ごろのこと。夜に一度も起きないことが増え、授乳間隔が空きすぎて心配だったエピソードをお伝えします。
生まれたときからよく眠る赤ちゃん
1日中泣いていたお兄ちゃんと違い、娘は生まれたときからよく眠る赤ちゃんでした。血のつながりがあっても、こんなにタイプが違うものなんだとおどろきました。授乳したあとは、数時間眠ってくれる。お兄ちゃんは1時間眠ったらいい方だったので、私にとってこの状況は感動的でした。
1人目で苦労をした分、2人目の育児は楽をさせてくれたのかもしれません。心に余裕ができ、わが子をかわいがる余裕も出てきました。
生後4カ月、夜一度も起きないので心配
よく眠る娘は、授乳時間になってもぐっすり眠っています。おなかは空かないの?と疑問に思いました。娘の手や足の裏を刺激して起こし、授乳をしていたことを覚えています。
いちばん困ったのが生後4カ月ごろ。夜12時ごろに授乳を終えたあと、朝まで一度も起きないことが増えてきました。授乳間隔は、長くて5時間近く空きます。私もつい朝までぐっすり眠ってしまいましたが、夜中に起こして授乳する必要があったのでしょうか。
体重の増えが順調であればOK
そこで育児相談へ足を運び、娘の体重を確認しました。大丈夫かな?と心配していた体重の増えは順調だったのでひと安心です。
夜に一度も起きないことを保健師さんに相談したところ、体重の増えが順調なので無理に起こす必要はないと言っていました。ただおっぱいが張って苦しい場合は授乳をするか、軽く搾乳をした方がいいそうです。乳腺炎などのトラブルを起こしやすくなるので、気を付けたいところですね。
授乳回数や生活リズムが整ってくる生後4カ月は、夢だった母乳育児が軌道に乗ったころでもありました。その反面、赤ちゃん自身の個性が出てきて不安になることも。決してマニュアル通りにはいかないと感じた時期でした。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。