夫婦で産後のことについて話し合いをしていると、「出産したあと、俺の食事とか身の回りのことは、君がやってくれるよね?」と言い出したのです!
「産後は無理だよ。自分でできないなら義母に手伝いを頼んで」と伝えると、夫は不機嫌になってしまいました。
産後、見舞いに来ない夫
仲直りすることなく出産の日を迎え、無事に双子を出産。夫に「赤ちゃんが生まれた」と報告しても、一度も面会に来てくれませんでした。やさしい義両親はすぐに面会に来てくれて、初孫を抱いて大喜び。退院のときも病院まで迎えに来てくれました。
そして義両親と一緒に家に帰ると、家の中は荒れ放題! 夫はソファに寝転がりながらゲームをしていたのです。夫のこのような無責任な態度に対して、義両親も怒りを隠せません。
「自分の子どもが生まれたっていうのに見舞いも行かないで何をしているの!」と注意をしてくれたのですが、「ここは俺の家だぞ! もう帰って! じゃないともう二度と孫には会わせないぞ!」と義両親を追い出してしまいました。
夫から離婚を切り出されて
その後も案の定、夫は家事も育児も何もしてくれず、すべて私に丸投げ。そればかりか「お前は入院してラクしていただろうが! これまで怠けていた分、しっかり働いてもらうからな」と耳を疑うような発言をしてきました。
私は離婚を考えつつも、日々の双子の育児に追われて結局何も行動できていませんでした。
そんなある日、夫が「離婚しよう。もう耐えられないんだ。俺、これからは家族に縛られず自由になりたいんだ!」と言って、記入済の離婚届を置いて出て行ってしまいました。
周囲の人に支えられて生きていく
私はあっけにとられ、すぐに義両親に相談。義両親は驚きつつも謝罪し、「これから子どもたちの面倒を一緒にみる」、「金銭的にも援助する」と申し出てくれました。そのため私は遠方の実家には戻らずに、離婚後も元義両親のそばで2人の娘たちと一緒に暮らすことにしました。
そして娘たちは義両親や近所の人たちに見守られてすくすくと成長し、あっという間に中学生になりました。
15年ぶりに元夫が帰ってきて!?
娘たちが15歳になった誕生日。義両親と一緒に誕生日のお祝いをしていると、15年ぶりに元夫が家に現れました。そしてなんと、「大きくなったなぁ〜2人とも♪ 待たせて悪かったね。ほら、パパの所においで。パパとやり直そう」と言ってきました。
私も義両親も元夫の図々しさにあっけに取られていましたが、娘たちは「あんた誰? 私、知らない人と話しちゃいけないって言われているんで」と拒否。
娘たちには元夫が出て行った経緯を伝えていたため、家族を捨てて出て行った父親に対して怒っているようで、「ママに支払うべき養育費、おじいちゃんたちが立て替えてくれてるの、知ってるの? ちゃんと払ったほうがいいと思いますよ」と元夫を追い詰めてくれました。
自由奔放な夫の結末
どうやら元夫は家族を捨ててひとりで生きていたものの、お金に困ったので戻ってきたようでした。義両親にこっぴどく叱られ、立て替えた養育費を請求された元夫は、昼夜アルバイトをして大変な日々を送っているそうです。
0歳児の双子が生まれた直後に「自由になりたい」と身勝手すぎる理由で家族を捨てたのに、何もなかったかのように戻ってきた元夫……許されるはずもありません。
今後も娘たちは父親と会うつもりはないと言っています。自業自得です。私は義両親・両親とともに、娘たちの成長を見守っていこうと思います。