夫が昼寝をしているとき、夫のスマホが鳴りました。何気なくのぞいてみると、そこには怪しげな内容が……。「卒論が早く書き終わったから、予定より早く会いたいなぁ」 ですって!? これはどういうことでしょう。
夫が不倫していると確信した私は、試しに彼になりすまして返信をしました。するとうまい具合に話が進み、私は不倫相手と会えることになったのです。もちろん、相手は妻である私が待ち合わせ場所に来るとは思ってもみなかったでしょう。
夫の不倫相手は女子大生!?
話の内容から察するに夫の不倫相手は女子大生で、甘えた口調でメッセージを送ってきます。私が夫になりすまして返信するといつもと違うと言われたので、甘い口調で返事をしてみました。すると、いつもの調子が戻ってきたと喜んでいます。
夫が甘えた言葉を使うなんて想像ができず……、どんな相手なのか気になってきました。そして聞いてしまったのです。彼女とやりとりする中で、不倫に気づかない私をどんくさい嫁だと言っていることを……。
1時間後、私は待ち合わせ場所で待機。
「ついたょ~♡ どこにいるの??」
彼女から連絡が来たので、わかりやすいように服装を教えました。
「目の前にいるょ♪ ピンクのスカート履いている♪」
「え……?」
夫からピンクのスカートを履いていると返信があったのですから、絶句しても無理はありません。おかげで、誰が彼女かハッキリわかりました。私は笑顔で彼女のもとへ向かい……。
不倫相手との待ち合わせ場所へ
私は一度、夫のスマホを自宅へ戻しに行きました。そして夫が起きるのを不倫相手と一緒に車の中で待つことに。あまりにも暇だったので話しかけたのですが、どうやら怖がられてしまったようです。
やっと起きた夫は、不倫相手の女子大生と赤ちゃん言葉でトークを展開。相手が私だとも知らずに、夫はペラペラペラペラ。今夜は食事の後、特別なホテルで楽しい時間を過ごすらしいです。以前プレゼントにあげた下着を着てきてほしい、ですって。私なんて、しばらく夫からプレゼントをもらってませんけれど。
話が進むに連れ、夫はメッセージをやり取りしている相手が女子大生ではないことに気づき始めました。相手が私であることを暴露すると、勝手にスマホを使ったことに夫は怒り出し……。
不倫相手から聞いたところによると、彼は私の悪口をたくさん言っていたようです。賞味期限の切れた女とか、小じわと小言が多いババアだとか、自分のことを棚に上げてよくもまぁいろいろ言ってくれました。
謝られても意志は変わらず
夫はつい魔が差してパパ活を始めたと白状し、若い子とちょっとだけ遊ぶつもりだったと言いましたが……不倫には変わりありません。その後、私たちは3人で話し合いをしました。女子大生は、この窮地で夫を頼ろうとしましたが、もはや夫にそんな余裕はなく……。2人の関係がギクシャクしていくのが手にとるようにわかりました。
そして私は夫と離婚する道を選び、夫と女子大生に慰謝料を請求。元夫は私に許しをこおうと、必死の謝罪を最後の最後まで繰り返してきましたが……。私は離婚の原因を義実家に暴露。両親やきょうだいからあきれ、軽蔑のまなざしを向けられたと聞きます。不謹慎かもしれませんが、それを聞いてちょっとスカッとしました。
◇ ◇ ◇
つい魔がさした……という軽はずみな行動が、取り返しのつかない結果になってしまいました。後悔しないためにも一歩踏みとどまり、考えて行動したいですね。