「いつもそっけない」お義母さんは子どもが苦手?
娘を出産したとき、義母は産院まで来てくれましたが、娘を一目見てすぐに帰宅。また、娘のお食い初めのときも、一度抱っこをしただけで、私は義母の態度をそっけなく感じていました。
娘が生後6カ月のとき、年末年始に義実家へ泊まることに。義実家に着いて、すぐにおせちの準備をしていると、娘が泣き出しました。娘は人見知りをするようになり、私以外が抱っこしても泣き止んでくれません。夫はお手上げ状態でした。私と夫が必死に娘をあやす中、義母は「大変ね〜」のひと言。私は心の中で「孫と久しぶりに会うのに、それだけ?」と、もやもやした気持ちになりました。
それから半年後のことです。娘の1歳のお祝いを自宅でしていると、宅配で義母からかわいい絵本とテディベアが届いたのです。義母に電話でお礼を伝えたところ、「娘ちゃん1歳のお誕生日おめでとう! 絵本は今度会ったときには私が読んであげるね」と、義母は心から娘の成長を喜んでくれている様子。
思い起こせば、義母はスキンシップこそ少ないものの、いつも笑顔で娘を見守ってくれていました。私は、"スキンシップがないイコール愛情がない"と思い込んでいたのかもしれません。愛情表現は人それぞれ。自分の物差しで、誰かの愛情を測ってはいけないと思った出来事でした。
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作画/ひのっしー
著者:なかむらあおい
結婚4年目の33歳。4歳の娘まいと夫の3人暮らし。育児と仕事に毎日奮闘中! 趣味はゲームとスイーツ巡り。