わが子が生後0カ月のとき、混合育児をしていました。おっぱいを飲ませたあとにミルクを足す方法です。ところが、わが子は授乳が終わったあとに泣くことが増え、ミルクが足りていないのかと不安になりました。今回は、わが子が授乳後に泣いていた理由についてお伝えします。
本当にミルクが足りないの?
母乳育児を目指していた私は、定期的に母乳外来を訪れていました。わが子の体重の増えを確認し、助産師さんからミルクの足す量を教えてもらいます。
そのときは、母乳を飲ませたあとにミルクを40ml飲ませていました。授乳を終えると満足そうにしていたわが子ですが、あるときから授乳後に泣くことが増えてきたんです。排泄は1日におしっこ10回以上、うんちも5回以上。排泄の様子を見る限り、ミルクが足りないとは思えないけれど……と気がかりでした。
吐き戻しても飲みたがってる!?
当時、私は里帰り中で、授乳後に泣くわが子を見て、両親がミルクを作って持ってきてくれました。恐るおそるミルクを20ml足してみましたが、やはり泣き止みません。さらにげっぷをさせると、タラーっとミルクを出します。寝つきも悪くなっています。
両親は、「泣くのなら、もっとミルクを与えたら?」と言ってくるのですが、泣いている理由が本当にミルクなのかと、さらに疑問に思うようになりました。
泣いていた理由はミルクではなかった!
その後、再び母乳外来を訪れ、助産師さんに相談をしたところ、「飲みすぎ」であることが判明。わが子の体重は急激に増えていました。泣いていた理由は「飲み過ぎておなかが苦しいサイン」だったことに気付き、わが子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
必ずしも「泣く=おなかが空いている」だけではないことを知った瞬間でした。母乳の分泌が増えてきたことから、ミルクの量を減らす必要があったのです。
足すミルクの量を減らした結果、泣くことが減りました。泣くことしかできない赤ちゃんの気持ちを察知するのは難しいと感じましたが、2人目育児になると不快な理由がなんとなく分かるように。経験がものをいうとはこのことですね。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。