私の娘は1歳を過ぎても歩きませんでした。同じ月齢のお友だちが歩く姿を見ると、娘は発達が遅れているという気持ちになり、心配になったものです。育児相談へ行くと「個人差があるからね」と言われるだけ。いったい個人差の理由とは何なのでしょうか?わが家の経験を通じて感じたことをお伝えします。
赤ちゃんが歩き始めるのはいつごろ?
赤ちゃんが歩き始める平均は、1歳前後といわれていますよね。しかし、個人差はつきもの。娘と同じ月齢のお友だちで、生後10カ月から歩き始めた子もいておどろきました。まわりのお友だちが次々と歩き始めるのを見て、どうしても娘と比べてしまう自分がいました。
まわりのママからは「そのうち歩くから気にしなくていいのよ」と言います。歩き始めたから言えることで、歩かないうちは気にしていたに違いないと感じたものです。
知りたい!個人差がある理由とは?
娘が1歳を過ぎても歩かないのは、体の発達が遅れているから?やせすぎているから?そう、私の頭のなかでさまざまな憶測が飛び交います。私は個人差がある理由を知りたくて、小学生の子どもを持つママ友に相談をしました。
すると「うちの子は1歳6カ月で歩いたよ。体も頭も大きかったし、慎重な性格だったからね」と、笑いながら話してくれました。個人差の理由は体の発達だけではないと知り、正直安心したことを覚えています。
体と心の準備が整って一歩を踏み出す
娘が歩き始めたのは1歳2カ月ごろでした。やっと歩いた……。その瞬間は感動しかありませんでしたね。重い体や頭を支え、バランスをとりながら歩くことは、本当に大変なことだと痛感しました。
そしてママ友が言っていたとおり、個人差には性格が影響する部分もあると感じます。娘の性格も慎重派なので、なかなか一歩を踏み出せなかったのかもしれません。体と心の準備が整って初めて歩くようになると知った経験でした。
個人差があっても、まわりより遅いと心配になるのが親心です。気にして当然。ただ心配し過ぎてママの笑顔が消えると残念だと思います。ママの笑顔が赤ちゃんの一歩を踏み出す勇気にもなることも覚えておきたいですね。(TEXT:ママライター田中由惟)