思い悩んでいるイチくんを心配して声をかけてくれたのは、同じクラスのシズちゃん。そしてその様子を見ていた友だちのゴウくん・サンちゃんに冷やかされてしまいます。
冷やかされるのが大の苦手なイチくんが友だちと言い合いになりそうになると、クラスのマドンナ的存在のニコちゃんが助け舟を出してくれ、結局みんな笑顔に。
教科書はなくしてしまったものの、イチくんは少し元気を取り戻しました。
そんなある日、お母さんに理科の教科書がなくなったことを打ち明けてしまおうかと思ったイチくん。しかしお母さんの笑顔を見ると結局、言葉をのみ込んでしまうのでした。
ある朝、親子で寝坊してしまい…
親子で寝坊をしてしまい、イチくんは走って学校へ行きます。その途中で偶然シズちゃんに会い、一緒に話しているところを見られ、また友だちに冷やかされてしまいました。
そしてそんなイチくんの手には、習字道具が握られています。これは、おっちょこちょいで少し強引なところもあるお母さんが、近々ある習字の授業に忘れてはいけないからと持たせてくれたものでした。
絵の具セットや習字道具など、専用の道具がなければ授業中に困ってしまうものは、忘れていないか心配になりがちです。イチくんのお母さんのように、早め早めの行動を心がけておくと、忘れ物をすることも少なくなりそうですね。
イチくんにとって今回のお母さんの行動はお節介なのかもしれませんが、早めに準備をする習慣を身につけておくと、大人になっても役立つことでしょう。