漏れが気になって眠れない
私は初潮を迎えてから経血量が多いタイプかもと思っており、中学1年生のころ、生理期間中は経血漏れが気になってなかなか眠れませんでした。「漏れちゃった!?」という夢を見てしまうほど。もちろん、漏れてしまうことも多く、シーツやショーツ、パジャマを汚して、母に「また!?」と叱られてしまうことも何度かあって……。母に叱られたくないという気持ちもあり、私は生理期間中が嫌で嫌でしかたがなかったです。
ナプキンを重ねて使用するという対策をとってみたものの、ナプキンがずれたりおしりに食い込んだりと、私の場合は違和感しかなく……すぐにやめてしまいました。
こんなにいいものが…!?
ずっと悩んでいた私は、ある日、ドラッグストアである物を発見します。それはショーツ型のナプキンです。おむつのような形のため、思春期だった私は「ちょっと恥ずかしいかな……」と、恥じらいも覚えました。「でも、もう布団や衣類を汚したくない……」という思いが強く、母に相談をしてそのショーツ型のナプキンを購入することに。
実際に睡眠前にはいて眠ると、翌朝、経血が衣類や布団に漏れることはありませんでした。その後、特に経血量の多い日は、ショーツ型ナプキンをはいて夜を過ごすことに。ショーツ型ナプキンのおかげで、寝ている間の経血漏れへの不安もなくなり、ぐっすりと眠れるようになったのです。
経血漏れを気にしなくなった私を見て、母も「よかったね」と喜んでくれました。
ショーツ型ナプキンとの出合いは、私の生理期間中の気持ちを大きく変える素晴らしいものでした。大人になってから、経血量が多いことについて産婦人科で診察を受けましたが、病気ではないとのことで安心はしたものの、「閉経を迎えるまで悩む問題なんだな……」と思いました。しかし低用量ピルやミレーナなど、うまく生理と付き合っていける方法がいろいろとあるので、それらを活用しながら自分の生理と向き合っていけたらいいなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。
著者/花山 花子
イラスト/Ru
監修/助産師 松田玲子
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