仕事に遅れて行くことに…
ある朝のこと。生理が始まったため、いつものように痛み止めの薬を服用した私。しかし、その日は薬を飲んでも一向に痛みが引かず、ベッドから動くことができないほどでした。
「このままじゃ仕事に行けない……」と思った私は、職場に体調不良で遅刻すると伝え、しばらく休むことに。「生理痛がひどくて」とそのまま伝えるのは少し抵抗があり、詳細は言いませんでした。
それから2~3時間ほど経ったころ、ようやく生理痛の波が落ち着いてきたので出勤することに。電車に乗っている途中に生理痛の波はありましたが、なんとか耐えて職場に到着。すると、数人の同僚から「大丈夫?」と声をかけられました。
それぞれが仕事で大変な中、私の体調を気づかい声をかけてくれるなんて、あたたかい職場だなと感謝の気持ちでいっぱいになった私。しかも、同じチームの先輩方が私の業務までフォローをしてくれていたそうなのです。
思い切って打ち明けると?
先輩方にお礼を言っていると、「つらかったら無理しないでね」とやさしい言葉をかけられ、生理中で気分が落ち込んでいた私の心にジーンと沁みました。
そして私は、心配してくれる人たちにはちゃんと話そうと思い、「実は……生理痛がひどくてお休みしました」と告白。
すると、先輩の1人が「やっぱり何か理由があるのかなと思ったよ。言いづらいことを話してくれてありがとう。きついときは無理せず休むことも大切だからね」と言ってくれました。先輩の気づかいのある言葉で心が軽くなり、思い切って打ち明けてよかったなと思いました。
今まで、生理痛を隠して遅刻や欠勤をしていましたが、正直に伝えたことで周囲の理解を得ることができ、とても気持ちがラクになりました。また、私も誰かが困っているときや大変なとき、先輩方のようにあたたかい言葉がけとスマートなフォローができるような人になりたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/杉野 ひまわり
監修/助産師 松田玲子
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