「話を通してあるから」えっ私たちの意見は？子育てで義両親に口を出されてモヤッたこと

 

私の夫の年齢差は1歳で、私のほうが年上です。しかし私の両親は60代で義両親は70代と、両親たちの年齢差は10歳でした。

 

義両親とは、結婚前から話す機会や一緒に出かける機会があり、仲良くさせてもらっていました。自分の親より10歳上なだけあって、話題には年の差を感じることもありましたが、心やさしい義両親だったため、年の差を気にすることはありませんでした。

 

結婚後、私たち夫婦は夫の実家に住むことに。私たちは授かり婚だったため、そのころに第一子が誕生しました。

 

子どもの初宮参りについて考え始めたころ、義両親から「神社にはもう話を通してあるから」と言われました。昔からの慣習を大切にする義両親は、それに合わせて親切心で行動してくれたようです。

 

ただ、私としては初宮参りで神社から授かる記念品や記念写真を撮るロケーションを重視して選びたかったため、残念に感じてしまって……。

 

その後も、お食い初めやお正月の過ごし方、結婚式の費用の分担、七五三など、昔からの慣習を大事にする義両親の考えを優先して決めなくてはなりませんでした。

私の両親は「自分たち夫婦がどうしたいかを優先したらいい」という考え方だったようですが、義両親が率先して意見を出している様子から「私たちの都合は後回しでいいから嫁ぎ先のご両親の希望を優先しなさい」と言うように。

 

昔からの慣習を大切にしたいという義両親の気持ちもわかるのですが、時には自分の両親の希望を聞いて、その意見を取り入れていけたらいいなとも思っています。

 

 

結婚して間もないころ、行事の度に意見する義両親のことを面倒に思うこともありましたが、一緒に過ごしていくなかで、徐々に慣れていきました。また、インターネットで調べるだけでは知ることのできない風習なども、ていねいに私に教えてくれるので、貴重な学びの機会を得られていると思います。

 

著者／まさの