会議資料の修正を会議の直前に押し付けてきたり、後輩指導をしていると「暇そうだね」と言いながら仕事を押し付けてきたりするので困っていました。
課長に体調不良だと伝えたら
仕事を押し付けられて残業が続いたある日、朝から頭痛がし始めました。めまいも始まったため、午後は早退すると課長に伝えたのですが、「ちょっと頭が痛いくらいなんだろ? ちょっとくらい我慢しろって」といって、新たに仕事を押し付けてきたのです。
反論する元気もなかった私は、頭痛がする中なるべく早く仕事を終わらせて早退しました。
しかし、無理がたたったのか翌日高熱が出てしまいました。会社を休むために電話をすると、「キミがそうやって仕事に穴あけている分、周りが迷惑するんだよ」と嫌味を言われ、電話を一方的に切られてしまいました。
義父は他人なの!?
それから数週間後、義父が亡くなったと連絡がありました。あまりにも急なことで、夫も私も大きなショックを受けました。葬儀は3日後に決まり、同じ会社に勤めている夫も会社を休むことに。
課長と話すのは気が引けましたが、会社に連絡をすると「義父って、義理のお父さんだろ? そんなの、他人じゃないか!3日も休まれたら困る!」と信じられない発言ばかり。
私は義父が会社にとっても大切な人だと伝えようとしましたが、課長は聞く耳をもってくれませんでした。
亡くなった義父の正体は
課長は文句を言い続けていましたが、結局私は3日間の忌引き休暇をとって義父を見送り、会社に出社しました。すると、顔を合わせるなり課長は「3日間も休んで……キミは他人の葬儀と仕事、どっちが大切なんだよ?!」と激怒してきたのです。
すると部長がやってきて、「バカもん! 会社の創業者である元会長の葬儀だ! なぜ君は来なかったんだ!」と課長を叱責。そう、私の義父は、わが社の創業者なのです。
元会長はかなりの人徳者で、今の管理職はほぼ全員お世話になっているはず。私の話に耳を傾けていなかった課長は、私と義父の関係を知りませんでした。また、私に自分の仕事を押し付けてさぼってばかりいたので、元会長の訃報にも気づかなかった様子。
傲慢な部長の末路
いつもは偉そうにしている課長がみるみる顔面蒼白になりました。そこへ次期社長となる取締役の夫が来て「みなさん、昨日はありがとうございました」と参列してくれた皆にお礼を言い、課長の方を見て「いつも妻がお世話になっております」と挨拶したのです。
真相を知った課長は冷や汗が止まらない様子です。
そしてそれから数カ月後、課長は日ごろの業務怠慢が明るみになり、遠く離れた営業所に異動となりました。
一方私は課長がいなくなってから、自分のペースで仕事に取り組むことができるようになりました。
自分の立場を利用して、部下に仕事を押し付けてくる上司は百害あって一利なし。上の立場になっても、周囲から信頼されるような人でありたいものですね。
▶▶▶コメントするだけでギフト券GET!『コメントグランプリ』開催★
ベビーカレンダーの記事を読んだ感想やあなたの意見をぜひ「コメント」してください。「コメントグランプリ」開催期間中、「コメント」した総数に応じて、Amazonギフト券【賞品総額30万円】が当たる&もらえる! たくさんのご参加お待ちしています♪