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ナプキンの不快感を解消したい!いろいろな生理用アイテムを試してみた結果は【体験談】

私が初潮のころからずっとお世話になっている「生理用ナプキン(以下ナプキン)」。昔と違って、今は消臭機能が付いたり、オーガニックなものが出てきたりと、いろいろなタイプが手軽に手に入るようになりました。それどころか、布ナプキンや吸水ショーツなど、紙製の生理ナプキン以外の選択肢まで出てきた今日このごろ。実際に私がいろいろな生理用品を試してみて、最終的に何を選んだのか、その体験をお伝えしたいと思います。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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選択肢が増えたことで脱ナプキンを考えるように

子どものころから経血量が多く、苦労してきた私。高校でタンポンデビューしてからは、長い間ナプキンとタンポンの併用で乗り越えてきました。しかし最近、ネットやメディアなどを通して月経カップなどの新しい選択肢があることを知り、私も脱ナプキンを考えるようになりました。

 

私が脱ナプキンを考えた理由は、大きく3つです。

1つ目は、ナプキン使用に伴うマイナス面の解消。具体的には蒸れてかゆくなる、トイレで交換するときの音が気になる、においが気になる、かさばる、買い物が大変などです。また、私は血を見るのが大の苦手なので、毎回トイレで大量出血を見るのが本当につらいのです 。そのため、交換回数を減らして血を見る回数を減らしたいと思いました。

 

2つ目は、生理ナプキンには吸水ポリマーが使われていると知ったから。吸水ポリマーは経血吸収に役立つそうなのですが、一般的な冷却シートにも使われているのだとか。冷え性で苦労している私は、生理中は常に股に冷却シートを貼っている状態!? と驚がくし、可能であれば避けたいと思いました。

 

そして3つ目は、サスティナブルへの配慮。ナプキンは再利用不可能で、毎回大量のごみが出ますが、布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツはどれも再生可能。洗って使えばお財布にも地球にもやさしい。まさに、時代に合った製品だと思いました。

 

私が感じた新しい選択肢のメリット・デメリット

布ナプキン、月経カップ、吸水ショーツイメージ

 

私が「脱ナプキン」のために選んだ「布ナプキン」「月経カップ」「吸水ショーツ」の3つを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットを紹介します。

 

【布ナプキン】

メリットは肌触りの良さ。柄や大きさといった選択肢の多さです。

 

デメリットは、外出先で取り換えて持ち帰るのに気をつかうこと。時間がたつほど汚れが落ちにくくなること。つけ置きの際、水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと 。生理中濡れているのがわかる上、蒸れやかゆみが起きること。ナプキンに比べると吸収力も劣り 、私の大量出血は防ぎ切れませんでした。

 

【月経カップ】

メリットは、ナプキンの不快感を解消してくれたことです。蒸れやかゆみ、におい、交換時の音などはすべて解消してくれました。

 

デメリットは、出し入れの大変さ。出すときに液体の血液を見なければならない上、勢い良く飛び出て辺りに血が飛び散ったことも……。外出先でも交換時に洗わなければならないのがひと苦労でした。また、入れるときに少し痛みを伴います。慣れればスムーズに入れられるようになるのでしょうが、私は失敗が多く、入れ直さなければならないこともありました。

 

【吸水ショーツ】

メリットは、吸収力。普通のショーツと同じ見た目で、2日目でも漏れなしでした。蒸れやかゆみも起こらず、臭いも気になりません。また、私は黒色を購入したこともあり、血を見なくて済むのはうれしかったです。

 

デメリットは、洗うときに水が真っ赤に染まって気持ちが悪いこと。もちろん、つけ置きしても真っ赤になります。

 

 

実際に試してみて出した私の結論

トイレイメージ

 

今回、ナプキンとは違う3種類の生理用品を使ってみましたが、使う物によって生理期間の過ごし方を変える必要があるのだなと思いました。初めての物を使うときは「漏れないだろうか」という不安が多く、何度もトイレに行って確認したりして、落ち着いて生活ができませんでした。

 

また、ちょっとした事件もありました。フタ付きのバケツに布ナプキン入れて脱衣所の隅に置いてつけ置きしておいたのですが、子どもがバケツを倒してしまい、真っ赤な水が脱衣所中にあふれました。床に置いてあった白いマットが赤く染まり、子どもは大パニック。つけ置きするにあたり、子どもがいる場合は対策が必要だと痛感しました。

 

そのようなこともあり、ナプキン以外の3つの生理用品にはメリットもありましたが、私にとってはナプキンがベストという結論に。なので、生理用品としては、ナプキンとタンポンの併用をこれからも続けることにしました。

 

新しくプラスしたアイテムも

女性振り向くイメージ

 

1つだけ大きな変化が。日々の下着を吸水ショーツに変えました。吸水ショーツはいつ始まるかわからない生理を待ち構えるにはうってつけのアイテムですし、ちょっとの尿漏れにも対応してくれます。ただし、アンモニア臭に対する消臭効果はないと思われるので、あくまでも水分を抑えるという目的で私は使っています。

 

おかげで40代になってからは生理周期が乱れ、いつ生理になるのかとドキドキして予定日が近くなると万が一に備えてナプキンを当てている日々でしたが、そのような悩みからも脱しました。肌触りも良く、普通のショーツとまったく同じ外見なので、普段使いにぴったり。

 

また、今までは生理時にサニタリーショーツを使っていましたが、今は吸水ショーツを使っています。万が一のときにガードしてくれるかと思うと、非常に心強い相棒となりました。多少漏れた経血を吸っていても少量なので、水が真っ赤に染まることもありません。

 

まとめ

今回私は3種類の新しい生理用品を試してみました。実際に使ってみると、その良さと悪さが体験できます。今回、生理用品としてはどれも選びませんでしたが、吸水ショーツと出合ったことで、普段の生活が快適になりました。40代になってから特に悩んでいた、ちょっとした尿漏れや生理周期の乱れに対し、気持ち良く対応できるようになったのは、とてもうれしい変化です。

 

また、私には小さい娘がいるので、大きくなって初潮を迎えたときには、「こんな選択肢があるよ」と実際に体験させてあげようと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/おんたま

 

 

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著者:おおさわ

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