知らない土地で初めてできたママ友が…
知り合いのいない不慣れな土地で子育てをし始めて3年。長男が3歳、2人目となる長女を出産してまもないころでした。
長男の保育園へ迎えに行くと、気さくに話しかけてくれる少し年上のママがいました。彼女も男の子と女の子がいたので、男女の育て方の違いを話したり、洋服のお下がりをもらったりと親しい仲に。
あるときからお下がりが入った紙袋にあやしげな健康食品、洗剤のサンプルやカタログが入り始めました。同封される手紙にも、どれくらい稼げるだとか、この商品は絶対に常備しておくべきだとか、会社や商品を熱烈アピールする内容になっていきました。一度お家へ遊びに行ったときには、30万円のお鍋セットを売りつけられそうに……。
気さくに話しかけてくれて、初めてできたママ友だと思っていたので残念な気持ちになりました。勧誘という目的が分かってからは、「主人がお金を管理していて主人に反対されていて無理なのー」と断り続け……。私に購買意思がないと分かると、途端に疎遠になりました。
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子ども同士の年齢が近かったり、同じ学校に通っていたりすると初対面でも信用してしまいますよね。お互い距離をはかりながら、トラブルにならないよう慎重にお付き合いしたいですね。
作画/森田家
著者:近藤節子
2児の母。結婚を機に知り合いのいない土地へ引っ越し、子育て奮闘中。