「預かってほしい」という兄嫁
兄嫁はPTA役員を務めており、集会がある日は家に帰るのが遅くなるようで、私に「息子を預かってほしい」と頻繁に連絡をしてきます。最初は、「もう小学4年生なんだし、大丈夫じゃない?」と断ったのですが……「ひとりで留守番をさせるのは心配だから」と言われ、仕方がなく預かることになりました。
おいっ子はわが家に来ると、家の中を走り回るわ、物を散らかすわ、私の手に負えないヤンチャぶり。兄嫁に学童保育を勧めたこともあったのですが、聞く耳を持たず、私が我慢するしかないと諦めていました。
甥っ子が見てしまった浮気現場
ある日、また兄嫁から息子を預かってほしいと連絡を受けました。しかし、その日は買い物に出かけたかったので、「夕方までなら」と答えました。約束通り、夕方ごろにおいっ子を帰し、私は買い物へ。ショッピングを楽しんでいると、兄嫁から連絡が来ました。
「うちの子まだそっちだよね? 明日までそのまま預かっといてよ」
「少し前に帰しましたよ?」
「え…?」
私はおいっ子が家に帰る途中で何かあったのではないかと、心配になって急いで家に戻ると……わが家の玄関の前においっ子が座っていたのです。驚いた私は、どうして戻ってきたのかを問いただすと、衝撃的な事実が発覚! 家に帰る途中、友だちの家の庭に侵入しいたずらをしようとしたら、兄嫁とその友だちの父親が親密に寄り添っていたのを目撃したとのこと。そして、ショックのあまり、家に帰る気になれずわが家に戻ってきたようです。
私はすぐに兄嫁に電話をしてすべてを話すと、兄嫁は、「ちょっとした火遊びのつもりだった」と。兄にも報告すると、兄はとても驚いた様子で、兄嫁がわが家を託児所のように利用していたことも知らなかったのです。
甥っ子の態度にも変化が
これは後から兄から聞いた事実なのですが、兄嫁がPTAで忙しかったというのはウソで、私においっ子を預けたのは自分が浮気相手とあいびきするためだったそう。その後、兄夫婦は離婚し、兄嫁は逃げるように遠くへ引っ越して行きました。
そしてこの事件の後、ヤンチャだったおいっ子にも変化がありました。私の言うことをよく聞くようになり、家の手伝いまでしてくれるようになったのです。今は積極的においっ子を預かり、シングルになった兄をサポートしています。
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自分の浮気のためにウソをついて子どもを預けていたなんて……衝撃の事実でしたね。今回の件で、おいっ子は「しっかりしないと」という心が芽生えたのかもしれませんが、自分勝手な母親を反面教師とし、立派な大人に成長してもらいたいですね。
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