出会いは高校の文化祭で…
彼との出会いは、高校の文化祭でした。私が通っていた高校は女子高だったこともあり、同年代の男子が高校内にいることがとても不思議で、ワクワクしていたことを今でも覚えています。
当時、オシャレをすることがとても好きで、私は自分なりにオシャレを楽しんでいました。そして、オシャレな友だちを増やしたいとも思っていて……。そんなときに、文化祭に私服で来ていた彼はとてもオシャレで、素直に友だちになりたいと思ったのです。そして、声をかけなかったらもう二度と会えないかもしれないと思い、彼と一緒に来ていた友だちに声をかけたのが出会いでした。
ついに彼氏に
彼と彼の友だちとは連絡先も交換し、新しいアパレルショップの話や、オシャレの話などで盛り上がりました。そして、連絡をとっていくうちに彼の人柄に惹かれていき、私は「彼との時間がもっと欲しいな」と思うように。
彼との話の中で、彼に彼女がいないのは知っていました。仮に私が告白をして、断られてしまったら友だち関係も終わってしまうかもしれない。そんな気持ちにもなりながら勇気を出し、私から告白! 正直、断られてしまうだろうなと思っていましたが、何と彼は了承してくれ付き合うことに! このときの私はうれしい気持ちでいっぱいでした。
付き合いを始めたけれど…
交際をスタートし、何度かデートを重ねてだいぶ私たちの心の距離も縮まりました。しかし……私の中ではある不満が。それは、彼からは何もアクションを起こしてくれないこと! デートに誘うのは決まって私からでした。
しかも、デート中に手をつなぐこともなかったのです。手をつなぐどころか、歩いている最中に、私の手が彼の手に当たったら、「あっ! ごめん!」とまで言われて手を引っ込められてしまうほどでした。
手さえ触れることなく、何もない日々のデート……。彼のことは好きでしたが、好きゆえに私は物足りない気持ちでいっぱいになってしまいました。そして「彼は本当に私を好いてくれているのか」と不安にもなってしまったのです。
次第にそんなデートが続くことが嫌になってしまって……。私からお別れを告げることとなってしまったのです。彼と別れたあと、文化祭で出会った彼の友だちに彼のことを聞いたところ、「彼はとてもピュアなんだ」と説明され、私たちが別れた話や別れた理由を話したら、とても納得をしていました。
彼とはその後、しばらく友だちとして遊ぶことはあったものの、自然に距離ができてしまいました。「もしかしたらピュアなのかも?」と頭のどこかで思っていましたが、私から何も言えず、彼から何もアクションを起こしてくれないことにモヤモヤとした気持ちを抱えてしまいました。私にとっては、ちょっとピュアすぎてしまったかも……と感じた元彼とのエピソードでした。
著者/さとうみく
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