双子たちの急な発熱と発疹
双子が1歳の秋のことです。夕食後に長男が急に発熱。食事はとれて元気もあったので、ひと晩自宅で様子を見ることにしました。翌朝、熱は下がり元気だったのですが、足に発疹が……。以前、長女も同じような症状で突発性発疹と診断されたため、その日は病院へ行かずに様子を見ることに。
すると翌日に、次女のほうも発熱と発疹が出たのです。長男と同じ症状だったので2人とも突発性発疹にかかったのだと思いこみ、同じく自宅で療養しました。翌日には次女も熱が下がり、双子は元気いっぱいに!
しかし、次女の太ももの発疹だけが良くならず、翌日には歩くのも痛そうだったのです。さすがにおかしいと思い、急いで病院へ行きました。
重症だった次女。病名は…
病院で、2人とも熱は1日で下がったこと、長男は発疹もすぐに治り突発性発疹だと思い込み、次女も同じ症状なのですぐに発疹が治ると思っていたことを話しました。すると、診断は双子どちらも「手足口病」だったのです。
先生の診断によると「熱はないから大丈夫だが、次女の発疹が重症」とのことで、塗り薬を塗ってガーゼで保護するようにと言われました。ネットの情報から手足口病は夏にかかる病気だと思っていましたし、双子で同時に手足口病になっていたのに、症状の度合いがまったく違うことにも私は驚いたのでした。
塗り薬で処置を続け1週間ほどで次女の発疹はなくなりましたが、太ももの内側にはうっすらと発疹の跡が残ってしまいました。突発性発疹だと思い込まずに、早くに病院へ連れて行けば次女はつらい思いをせずに済んだのかなと思うと、後悔しかありません。また、双子で同じ病気にかかっても症状の度合いに差があるということも盲点でした。これからはそれぞれの症状を見て病院に行こうと決めた出来事でした。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:やまぐち さき
4歳の女の子、2歳男女の双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。