「手伝い」とは
義母が「そろそろ家のリフォームがしたい」と言ったので、「いいですね!やりましょう!」と軽く返事をした私。すると義母は「少し手伝ってほしい」と言いました。好意的な相づちは打ったものの、何をどう手伝うかという話をしないまま、義実家のリフォームが始まりました。
後日……なぜかうちに請求書が届き、金額を見てビックリ!!なんと数百万という金額だったのです。リフォームを手伝うってお金のこと?と焦った私は夫と相談しましたが、夫は「後で返ってくるだろう」と返答するだけ。
私はそれを信じて振り込むしかなく、工事が終わっても義母からお金を返すという連絡は一切ありませんでした。心配になった私は意を決して義母に連絡することに。すると……。
「少し手伝ってくれるっていうから甘えちゃったわ。ありがとう」と言われ、「手伝う=費用を支払う」という意図だったと判明。さらに、「少し=全額」という都合のいい解釈には開いた口がふさがりませんでした。
金額が大きかっただけに返してほしいのに、喜ぶ義母を見て言い出せず……。夫に相談すると「まあいいだろ」という一言で終わってしまいました。
納得のいかない私は、夫づてに一部でも費用を返してもらえないか聞いてみたものの、義実家側に返す気は一切ないようでした。このことがきっかけで義実家への不信感が生まれ、それから遊びに行くことはなくなってしまいました。
夫にとっては実家でも、私にとっては他人の家。家計からリフォームを支援することになるなら、進め方に納得したうえで返事をしたかったです。今後は安易に返事をしないよう気を付けようと思いました。
イラスト/きりぷち
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著者:伊藤奈美
2児の母。仕事は事務職。