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職場のパート先で新人の私を無視して見下す同僚2人組⇒頭にきたので本気を出した結果

私は45歳の専業主婦。子どもたちは就職や進学で家を出ていき、今は夫と静かに暮らしています。時間に余裕もできたのでパートを始めようと思っていたとき、とある日本料理店が求人中と聞いて早速応募。面接をしてくれたオーナー兼料理長は気さくな人で、無事に採用が決まったのでした。

 

ドキドキの初出勤

「はじめまして。飲食店は未経験ですので、今日からご指導よろしくお願いいたします」

 

出勤初日、同僚となる他のパートの方々に心を込めてあいさつをした私。しかし、2人の女性が「使えないわね」などとヒソヒソ話し始め、残った3人目も、視線をそらして私を見ようともしないのです。

 

嫌な感じがしたものの、仕事を教えてもらおうと何度も話しかけたのですが、2人はこれをすべて無視……。気の弱そうな3人目の女性は、ボス格たちに歯向かえないようです。

 

これはとんでもない職場……と思いましたが、お給料をもらう以上、何もしないわけにはいきません。見よう見まねで働いて、なんとか一日を終えました。

 

救いだったのが、パートの人間関係には無頓着なものの、料理長自身は面倒見の良い人だったこと。新人の私を気にかけていろいろ教えてくれたので、翌日も頑張ろうと思えたのですが……。

 

それから1カ月後…

その後、あっという間に1カ月が過ぎました。私は毎回早めに出勤し、メニューを覚えたり席を把握したりと張り切っていました。例の性悪お局2人は相変わらず私を無視し続けています。たとえ個人的に私のことが気に入らないにしても、職場でこんな大人げないことをしたら仕事がはかどりません。

 

さすがの料理長も気付いていたようで、「彼女たちが迷惑をかけてすまない……」と、こっそり謝ってくれました。

 

「本人たちにはたびたび注意しているけれど、聞き入れてくれないんだ。人手不足で強く言えなくて……本当はパートを総入れ替えしたいが、彼女たちのせいで新人も続かない。最近では接客態度も悪くなっているようだ」

 

「今の話は聞かなかったことに……」と言う料理長に他言無用の約束をした私ですが、本音を聞けてちょっと安心しました。あの2人が何度も仕事を怠けていることや接客もひどいことを、料理長はちゃんと知っていたのです。

 

 

事実無根の陰口はエスカレート

その数日後。相変わらず私のことは無視かあからさまに悪口を言うかの二択な2人が、またも聞こえよがしに陰口をたたいてきたのです。

 

「最近、新人の誰かさんが料理長と2人だけで話し込んでいたわよね」「まだ何もできないくせに、偉そうに口を出して」「もしや料理長狙いだったり?」「出来損ないはさっさと辞めてよね」

 

あまりの下世話さに、怒りなどを通り越して、完全にうんざりした私は、「あなたたちがそうなら、こちらも好きにさせていただきます」と宣言しました。

 

笑っていられるのも今のうち。従順な新人を演じてきたけれど、それももう終わりです。私は翌日、いつもよりさらに早めに職場に入り、準備をすべて終わらせました。

 

実力で勝負することに

いよいよ勝負のランチタイム。親子連れから年配ご夫婦、若者の団体まで、大勢の来客があるこの時間は大忙しなのです。「役立たずの新人」と言われていた私は裏方ばかりで接客も配膳もさせてもらえず、これまではやる気のないお局パートがすげなくお客を断ったり待たせたりしていたのですが……。

 

この日はせんえつながら私が先頭に立ってホールを仕切ることに。もちろん料理長は了承済み。今こそ、これまで真面目に覚えてきたことを実践に移すときです。

 

「勝手に何を……」と鬼の形相で私を押しのけようとする2人は、メニューの説明ができなかったり注文を間違えたりと、ミスばかり。一方私は笑顔で接客を続け、受付・配膳・片付け・見送りを繰り返しました。もう1人のパート女性も手伝ってくれて、2人で十分ホールを回せたのです。

 

ランチタイム終了後……。怒り狂ったお局2人は料理長に直訴。新人とベテランパート2人とどっちを取るのか、と迫ったのです。すると料理長は笑って宣言しました。

 

「今日の様子を見ていればわかる。2人とも、今までありがとう。辞めていいよ」

 

 

お局パートの末路

「やっぱり料理長と不倫!」「口コミに書くから!」「こんな店、潰してやる!」とわめき始めた2人を前に、夫一筋数十年の私は大きくため息をつきました。

 

「今の言葉は脅迫にあたるよ。根も葉もないうわさを流すのは営業妨害、名誉棄損だからね」

 

「実はお客様からも、君たちの名指しでクレームが入った。店員の態度が原因で評判もがた落ちだ。もめて解雇より自主退職のほうがお互いにいいだろう?」と料理長もダメ押しです。

 

こうして性悪お局2人が去った料理店。私の意見も真摯に取り入れてくれた料理長がいろいろな改善を実行したのです。その結果、常連さんも増え、料理も接客も素晴らしいと評判を得るように。おいしい食事を気持ちよく楽しんでいただけるようになり、パートの私もとてもうれしいです。

 

--------------

新人を見下すベテランパート。しかし実は彼女たちのほうが、仕事のできないただのお局でした。それどころか事実無根のウワサや悪口ばかり。働いている人の雰囲気や様子はお客様にも伝わってしまうものですよね。辞めてもらった結果、お店の評判が上がってよかったですね。

 

 

 

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      こゆー人いるんですね。
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      いるんですねこんな性格のわるいやつらが。お店がいいふうにまとまってよかった
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      こういう人たちってどこにでもいますよね。。お店の評判が上がったのはよかった

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