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両親が他界、妹を育てるために懸命に働き過労で入院!お見舞いに来た女上司が妹を見て涙…そのワケは?

私は20歳の会社員。高校を卒業して、保険会社の代理店で営業社員として働いています。入社の動機は、より多くのお金を稼ぐため。それには深いわけがあるのです。

実は私は両親に先立たれ、10歳年が離れた妹と2人暮らし。妹を立派に育て上げるためにも、頑張って働かなければいけないのです。

 

妹を育てるために働きはじめ

私と妹には血の繋がりがありません。妹が4歳のとき、私の両親が児童養護施設から引き取り、養子として育てることになったのです。血の繋がりのない姉妹とはいえ、私たちはとても仲良しで、お互いを想い合って幸せな日々を過ごしていました。

 

私が働く保険会社の営業は、歩合制です。意気込んで入社はしたものの、高校を出たての私にとって、歩合制の仕事は簡単ではありませんでした。


私は、わずか24歳の若さで社内ナンバーワンの営業成績をおさめた女性上司のチームへ配属されました。
 

憧れの上司との出会い

上司のトークは実に巧みで、あれよあれよといううちにスパッと契約を取り付けています。そして、「保険営業は生半可な気持ちでやってると、到底務まらないわよ。私たちは、単に保険商品を売っているわけじゃないの。保険を通じて、安心安全を提供しているのよ」と私のことを想って、日々厳しく指導してくれています。

 

次第に私はこの上司のように、お客様からも信頼される営業になりたいと憧れるようになりました。

 

過労で倒れてしまい

無我夢中で働いていたある日、私は体調不良で動けなくなってしまいました。病院を受診すると過労が原因とのことで、1週間ほど入院することになりました。

 

すると連絡を受けた上司が、仕事の予定をすべてキャンセルして病院に駆けつけてきてくれたのです。私の顔を見るなりホッとして「心配したんだからね」と言葉をかけてくれました。

 

2人が知り合いだった…!?

上司は私の隣にいる妹を見て、驚いて固まってしまいました。なんと、上司も児童養護施設の出身で、妹のことを知っていたのです! 妹は自分をとても可愛がってくれた上司のことをしっかりと覚えていました。2人は偶然の再会に、涙を流して喜びました。

 

幼少期につらい想いをした上司は、「不幸な思いをする人を少しでもなくしたい」という想いから保険の営業という仕事を始めたと打ち明けてくれました。

 

その後、私は退院。復帰後は妹と上司を心配させない程度に一生懸命働き、ついにトップの営業成績を取るほどまでになりました。上司とは、休日に妹も一緒に遊ぶ仲に。運命の巡りあわせを感じた出来事でした。

 

 

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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