そこまでするんだ……
友だちの娘は小学2年生。一緒に子ども連れで食事に行くと、友だちは自分の娘に持参した食事用エプロンをつけさせました。友だちの娘も、エプロンをつけることを当たり前のように受け入れています。もうこぼしたりすることはないようですが、友だちは万が一服についたら嫌なので、家でもつけさせているとのことでした。
かたやうちの子は4歳。床にこぼしたりせずに食べられるようになったものの、服や、口の周りは汚れることがあります。けれども、お店に迷惑がかかるわけではないので、そのことについて私はよしとしています。この日も口の周りに食べものがついていました。
食事中、ふと友だちのほうに目を向けると……。
冷たい目で私の子どもを見ているではありませんか。友だちの、今にも「汚い……」と言いたげな表情に価値観の違いを感じてしまいました。
私は子どもが汚してしまった経験から、汚さないように自分で食べ方を工夫することも大切だと思っているので、友だちのやり方には「そこまでするんだ」と驚いたのが正直な気持ちです。また、冷たい目で見られてかなしくなってしまいました。育児にはいろいろな方法や考え方があるので、今回私も驚いたものの、私は自分と違う方法でも尊重できるようになりたいなと感じた出来事でした。
著者:なかたゆか/女性・保育士。1児の母。保育士をしながらわが子の子育ても奮闘中で、毎日にぎやかに過ごしている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています