なかなか来ないエレベーター
そのショッピングセンターにはエレベーターが2台しかないのですが、1台はベビーカーや車椅子の方のための優先エレベーターとなっています。
8階建てのショッピングセンターの5階で買い物をして、1階に戻るためにエレベーターを待っていたのですが、休日で混んでいたため、なかなか私たちが待っているフロアに来ませんでした。
優先エレベーターが満員!
しばらく待ったところで優先エレベーターが来たのですが、中は満員。20代から70代ほどのいろいろな年代の方が乗っていたのですが、誰ひとり降りる気配はありませんでした。
ドアは開いたままですが、とてもベビーカーを乗せるスペースはなく……。また、私たちの他に、車椅子の方と付き添いの方も待っていました。
勇気を出した結果…!?
このエレベーターを見送ると、後ろで待つ車椅子の方たちもいつまでも乗れないかもしれません。私は勇気を出して、「すみません。優先エレベーターなので譲っていただけませんか?」とひと言。すると、なんと全員降りてきてくれたのです。
言ったあとは恥ずかしさでいっぱいになったのですが、車椅子の方がエレベーターに乗っている間、「ありがとうございます」と何回も感謝してくれたので励みになりました。
優先エレベーターで声をかけるまで誰も降りてくれる人がいなかったことは寂しかったのですが、はっきりと意思を伝えることで、皆さん応えてくれました。今回の経験で察してくださいと黙っているだけではなく、口に出して意思を伝えることの大切さを実感しました。
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著者:堀川京香
2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。