「仕事復帰はいつ?」と聞かれ…
保健師さんはまず、持ってきた体重計や身長計を使って赤ちゃんの健診をしてくれました。その後は周囲のサポート環境や、ミルク育児だったため育児用ミルクの回数、日中や夜間の赤ちゃんの様子などについて質問があったのを覚えています。
ひと通り赤ちゃんに関する質問が終わると、今度は私への質問が始まりました。産後の体調やメンタル面に関する質問のあとで、「仕事復帰はいつごろ?」「保育園の目途は立っている?」など、仕事に関する質問が飛んできました。
出産前から専業主婦だった私は、「しばらくは子どもとゆっくり過ごそうと思っていて」とやんわりと働いていない旨を伝えたのですが、すぐに専業主婦には結びつかなかったようで、なかなか質問の方向が変わらず……。
あからさまに表情が変わった!?
話を濁していても会話がかみ合わないので、働く予定はないとはっきり伝えました。すると「あー……」と、急に保健師さんの対応が冷たくなったように感じられました。
おそらく、私が働いていないことに対してあまり良い印象ではなかったのかなと思います。そして私にその他の心配事がないとわかると、保健師さんはそそくさと帰っていったのでした。
たしかに共働きの家庭が子育て世帯の半数を超えていますが、専業主婦の家庭もあります。保健師さんにはもう少し配慮のある会話をしてほしかったなと感じました。地域の保健師さんとはいえ、来客を迎えるにはある程度準備が必要だったので、なんだかどっと疲れだけが残ってしまった子育てサポートでした。
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イラスト/ななぎ
著者:河原りさ
4歳と6歳の女の子ママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。