義両親はとてもフレンドリーな人で、結婚後も仲良くできると思っていました。しかし、実際に結婚してみるととんでもない本性をあらわしたのです……。
お茶ゲームって…?
「自分の家だと思って、ゆっくりしてね」と言ってもらい、私はつくづく幸せ者だと思っていました。
するとそこへ、義母が満面の笑みでお茶を運んで来て、突然「わが家恒例のお茶ゲームの始まりよぉ~♪」と言い出し、夫と義父は盛り上がり始めました。
目の前には、1つだけ色の違うお茶が……
義母は「ルールは簡単!この4つのお茶の中に、1つだけ特に苦いお茶があります! ハズレを引いた人はおいしいお肉を食べられませ~ん!」と言い始めました。
今日のために高級和牛を取り寄せてくれたそうなのですが、一人だけ食べられないと言います。
私は他の罰ゲームを提案しましたが、3人は「そんなの面白くない!」と一蹴。そして、義母が4人の席の前へお茶を配り始めました。
しかし、私の前に置かれたのは、明らかに1つだけ色の違うお茶だったのです。
これは仕組まれてる!
ゲームなのに自分で選べず、明らかに自分だけが違う種類のお茶を置かれたことに違和感を抱きながらも、「それじゃ、一斉に飲むわよぉ~」の掛け声で一気飲みすることに。
案の定、私がハズレでした。あまりの苦さに苦しむ私を見て3人は大笑いし、「ルールはルールだから」と3人だけでおいしそうなステーキを食べていました。
その日以来、義実家にお呼ばれするたびに謎のゲームをさせられ、毎回私がハズレを引き、夕食抜きにされたり、家事をやらされたりと散々です。
母をかばう夫
ある日、私は夫に「あれはどう見てもお義母さんがわざと私にハズレのお茶を置いてるよね? 色が違うんだから見たら分かるでしょ」と言うと、夫は「母さんがそんなことするはずがないだろ?」と不機嫌になるばかり。
私のことを陥れる義両親にも、全くかばってくれない夫にも不信感が募りました。そして、次に義実家に呼ばれたときには、私の気持ちは固まっていました。
私が提示した罰ゲーム
義実家でお茶ゲームが始まると、また私の前には一つだけ色の違うお茶が置かれました。私は「私がハズレだったら離婚しますね」と宣言。夫は驚いていたものの、義両親はなんと大賛成!
夫が私のお茶と入れ替え慌てて飲むと、あまりの苦さに吐き出してしまいました。義母は「あ!なんで入れ替えたの!? これはとびきり苦いお茶だから、あなたは飲んじゃだめ!」と本音を言ったのです。
意地悪な義両親のその後
義母がわざと苦いお茶を私に出していたことを、これまで信じようとしなかった夫は、顔面蒼白になりました。私は価値観の違いを理由に、離婚を告げました。
義両親は知らなかったようですが、実は夫の給料は少なく、ほぼ私の給料で生活していました。家も私のものなので、離婚後夫は出て行くしかありません。
最初は息子が戻ってくると喜んでいた義両親でしたが、夫が薄給で家にお金を一切入れられず、食費などの負担が増えたのに家のことは何もしないため、大変な思いをしているとのこと。今さら後悔しても後の祭りです。
息子の妻を目の敵にして、両親揃って意地悪をするなんてひどい話です。こういうとき、せめて夫には味方でいてもらいたいものですね。