友だちが紹介してくれた彼
前の彼に振られて落ち込んでいた私に、友だちがある男性を紹介してくれることに。友だちからは「とても清潔感のある人だから、きっと気に入ると思うよ」と言われ、どんな人か気になり会ってみることにしました。
身なりがきちんとしている彼を見て、とても好印象をもった私。実際、話してみると会話がとても弾み「見た目も私好みだし、彼のこと好きになるかも」と直感的に思いました。彼のほうも私に好感をもってくれたようで、「君とは話が合うし、また会いたい」と言ってくれたのです。
その後、何度かデートを重ねた私たち。彼はいつもきちんとアイロンがけされた服を着ていたり、自家用車にひとつも汚れがなくピカピカだったりと、とてもきれい好きなんだなと感じるときが多くありました。私もどちらかと言うときれい好きだったので、彼の清潔感にとても好感を持ち惹かれていきました。
まさかの事実が判明
それから、ある日のデート中に彼から告白され、付き合うことに。クリスマスの日、初めて彼の家でお泊りデートをすることになりました。きっと自宅もきれいに整理整頓されているのだろうなと思い、ドキドキしながら彼の家へ。
彼の家に入ると靴がきれいに整理整頓され、靴箱の上にはお花まで生けてあり、真新しい私用のスリッパも準備されていました。全体的に生活で必要な物だけが置いてある感じで、私の期待通りのすてきな部屋でした。
しかし、「ほんとにきれい好きだね」と彼に言ったところ、「いや、ほとんど母がしてくれているんだよ」と言ってきたのです。まさかの発言に私はびっくり……さらに詳しく聞いたところ、彼のお母さんは週に一度、ひとり暮らしをしている彼の部屋を掃除しに来ているのだとか。
服のアイロンがけや掃除など身の回りのことをすべて母親にやってもらっていると知り、彼への気持ちが冷めてしまった私。その後、私の転勤もあって彼とはお別れしました。
あの日、彼から「母親がすべて掃除をしてくれている」と言われたときのショックは、今でも忘れられません。私はずっと清潔感のある人が理想と考えていましたが、この出来事以降、清潔感よりも身の回りのことを自分でできる人が理想になりました。
著者/匿名
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!