月経カップを知って…
私が月経カップの存在を認識したのは、何気なく見ていた動画でした。はじめは「何だろう」と流し見をしていたのですが、動画内で解説されるメリットや簡単な使い方を見て、月経カップが気になり始めました。
これまでの私は、ナプキンによるムレやかぶれなどの不快感に悩んでいましたし、生理期間中にナプキンが入ったポーチを自宅に忘れて外出するという失敗も何度か経験。そのため、これらのナプキンのデメリットを払拭できるならば、月経カップを試してみようと決意したのです。
意外と身近で手に入る月経カップ
今まで月経カップのことをあまり意識していなかったので気づかなかったのですが、ドラッグストアに行くと、大きめの店舗には月経カップの取り扱いがありました。
私が気になった月経カップは4千円ほどで、ナプキンよりも高額。けれど、何度も使うことができるため、長い目で見ればナプキンよりお得になるのかと思いました。月経カップ本体のほか消毒のためのケースも必要だったので、プラスで費用がかかりましたが、これで少しでも生理中の不快感を軽減できるならば……と期待を込めて購入。
そのときはちょうど生理期間中だったため、帰宅後にさっそく月経カップを試してみることにしました。
実際に使ってみると?
私が購入した月経カップは、電子レンジで消毒ができるタイプだったので、まずは使用前に消毒。そして、取り扱い説明書とにらめっこしながら月経カップを挿入しようと奮闘すること30分。
説明書のようにカップを折りたたみ、何度も挿入を試みましたがうまく中に入らず……。その日は結局、使用することができませんでした。
それから、付属の説明書だけでなく、月経カップの使い方を説明する動画も見ながら、何度かチャレンジしてみた私。けれど、「実際に入れると痛いのかな……」「もし入ったまま取れなくなったらどうしよう」と不安が募ってしまい、その生理期間中は月経カップを使いこなせず終わってしまいました。
ムレやかゆみなど生理中の不快な症状の軽減、環境問題への配慮という点で素晴らしいと思える月経カップですが、実際に試してみると、初心者の私には少々取り扱いが難しいと感じました。月経カップの便利さを実感したく、その後、何度か挿入を試みてみたものの、結局怖くて入れられず使い慣れたナプキンばかりを使用しています。
著者/杉野 ひまわり
監修/助産師 松田玲子
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