何をしても顔のシミがなくならない!
30代後半ころから顔にシミができ始めました。化粧で隠せるくらいのシミだったのでそんなに気にしていませんでしたが、40代になってからシミが濃くなり、鏡で自分の顔を見るのが嫌になっていきました。次第にファンデーションを厚く塗ったり、コンシーラーを付けたりしても完全にシミが隠せなくなっていったのです。
化粧をしながらシミを見つめている時間が増え、「どうしてこのシミは隠せないの?」と思う日が続きました。そばかすのような小さなシミはファンデーションできれいに隠せるのに、直径1cmくらいのシミだけは隠せませんでした。
隠せないならシミをなんとかするしかないと思い、シミに効果があると言われている美容液やクリームを試してみることに。美容液やクリームの値段は高いものが多いけれど、シミを薄くしたい一心で使い続けました。しかし、半年たってもシミの濃さは変わらず、落ち込む日々。年齢的にシミは仕方がないのだろうか……と諦めモードになりつつありました。
シミではなくイボだった!?
シミを気にしながらも毎日の家事や仕事、子どもの世話に追われていると、あるとき職場の1人から「ちょっと、シミ目立つよ」と言われました。その人とは仲良くしていたため、言いたいことはなんでも言い合える仲でしたが、気にしていたシミを指摘され、心に大きなダメージが……。このシミは自分の力ではどうすることもできないのに、これ以上何をしたらいいのだろうと悩みました。
そしてある日、家でくつろぎながら雑誌を見ていたら、「シミにはレーザー治療」という文字が目に入ってきました。レーザー治療は知っていましたが、値段も高く、シミの治療でクリニックに行くことが恥ずかしく思えて敬遠していたのです。けれど、ずっと悩んでいるくらいなら一度行ってみようと決心し、ネットの口コミで評判の良いクリニックへ行ってみることにしました。
クリニックに着いて、緊張しながらもシミの治療がしたいことを伝えました。呼ばれて診察室に入り、先生がルーペのようなものでシミを診ると「これはシミじゃなくてイボだね」と言うではありませんか。驚いて「えっ! イボ?」と思わず聞き返してしまったくらいです。説明を受けて「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」というイボだとわかり、このクリニックでの治療方法は凍結治療だと言われました。イボの治療には保険が適応されることもわかったので、凍結治療をお願いすることにしました。
-196度の液体窒素でイボを凍結治療
イボを取るためにおこなう凍結治療とは、細い綿棒のようなものを使って-196度の液体窒素でピンポイントでイボを凍結させる方法です。凍結した部分にかさぶたができ、それが自然に剥がれたらイボがなくなっているとのこと。1回の治療では取り切れないかもしれないので、その場合は2回3回と凍結治療をするかもしれないと説明を受けました。
-196度の液体窒素で凍結させるときは火傷をするような感覚で、痛いと言えば痛いけれど、治療を受けながら先生と会話ができるくらい軽い痛みでした。直径1cmほどのイボを凍結するのに3分もかからず、あっという間に終わりました。
治療当日からお風呂も入れるし、化粧もできる。気を付けることは日焼けをしないようにすることと、かさぶたをむりやり取らないこと。私は日焼けをしないように日焼け止めをしっかり塗り、治療した部分に絆創膏を貼りました。そして、色素沈着を防ぐためにビタミン剤を処方されたので、毎食後それを飲むことになりました。
イボの治療をして顔が明るくなった!
治療して4日ほどたつとかさぶたができ、さらに4日ほどしたらかさぶたが取れました。すると、ピンク色の肌が現れて一気に顔の色がワントーン明るくなった感じがしたのです。とにかく日焼けをしないように気を付け、治療の痕を保護していた絆創膏はかさぶたが取れてからも1週間ほど貼り続け、今ではピンク色だった肌も元の肌の色になりました。治療から1カ月以上たってもう1度クリニックで診察を受けましたが、1回の治療できれいになったので治療は終了です。
治療したことで気持ちが軽くなり、表情も肌の色も明るくなったように思います。化粧をするとき、ファンデーションやコンシーラーを厚く塗る必要がなくなり、とてもラクになりました。朝の忙しい時間の短縮につながったこと、スッピンに自信を持てたことがうれしいです。思い切ってクリニックで診察を受けて本当によかったです。
まとめ
イボは膨らんでいるイメージでしたが、私にできたイボは平らだったので、シミだと信じて疑わずにいました。クリニックで診察を受け、イボだとわかったときは驚きましたが、正しく治療ができ、きれいに取ることができてホッとしています。コンシーラーでも隠し切れなかったのは、シミではなくイボだったからかもしれません。治療したことで見た目も気持ちも若返って、毎日鏡を見る楽しみが増えました。
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著者:さちこ
夫、小5の双子の男の子、小2の男の子の5人家族。まだまだ手のかかる子どもに振り回されている。仕事と家事、子育てに毎日追われ疲れ気味だが、2匹の猫に癒されながらなんとか笑顔を忘れず過ごせている。