ある日、私が残業を終えて駅から家まで歩いていると、彼女から「やっほー! 今からファミレスに行かない!?」と電話がかかってきました。その時点で既に夜の10時。
いくらなんでも遅すぎると思いましたが、何やら相談がある様子。「赤ちゃんは夫に預けてくるから」と言うので、私はファミレスへ向かいました。
深夜のファミレスに赤ちゃんを連れて来て
私がファミレスに着いてからしばらくして現れた彼女は、なんと赤ちゃんを一緒に連れて来ました。「旦那が寝ちゃって、預けられなかったの~!」と言います。深夜に赤ちゃんを連れ出して大丈夫?」と聞くと、「平気ヘーキ! いつもこの時間は寝てるだけだし♪」と気にしていないようで、彼女は大量の料理を注文し、次々と食べ始めました。
「旦那が全然子育てしてくれなくて、ストレスが溜まってるの……」と話し始めた彼女。夫の愚痴が始まるかと思ったのですが、「実は私、不倫してるんだ~♡」と言ったのです。
しかも、「今日もこの後、彼に会いに行こうと思ってる~」と嬉しそうでした。どうやら彼はナンバーワンホストらしく、すっかり入れ込んでいる様子でした。
トイレに行ったはずの友だちが
呆れた私は「もう帰るね。これ以上あんたと一緒にいたくないわ」と帰ろうとしましたが、「わかった! せめて、トイレだけ行かせて!」と言ってトイレへ。
赤ちゃんを残して帰るわけにもいかず、私は彼女が戻ってくるのを待つことに。しかし、いくら待っても戻ってこないので店員さんに見に行ってもらったところ、トイレには誰もいませんでした。
彼女が置いていった荷物に紙切れが入っていて、「先に帰るね! この中にお世話道具が入ってるから、子どもよろしくね!」と書いてありました。しかも、あれだけ大量に料理を頼んだのに支払いもしておらず、出入り口にあるお土産も大量に購入していたらしく、合計金額はなんと2万円以上でした。
彼女の夫にすべてを暴露
私はお金を持ち合わせておらず、お金を下ろしに行こうにも赤ちゃんを置き去りにすることもできず……。困り果てて彼に電話して迎えに来てもらいました。
私と彼はそのまま彼女の家へ向かいました。すると、夫が出てきて、状況を説明すると平謝り。さきほど仕事から帰ると妻も娘もおらず、連絡も取れなくて困惑していたとのこと。
彼女は「夫が子育てをしない」と言っていましたが、それは全くの嘘で、彼女が家事や子育てを放棄し、夜遊びや朝帰りを繰り返し、お金を散在して困っていると聞きました。
私は、彼女が不倫をしていること、子どもを置き去りにして遊びに行ったことを打ち明けると、夫は怒りながらも私たちに謝罪。ファミレス代も返金してくれました。
そして、彼女が帰ってくるまで家で待たせてもらうことに。
子どもを置き去りにした彼女の末路
明け方、家に帰ってきた彼女は、私たちを見て顔面蒼白! 夫は「もうお前とは離婚する」を宣言。親権をもらい、養育費と慰謝料の支払いを要求することにしました。もちろん、不倫相手のホストにも慰謝料を支払ってもらうことに。
後日分かったことですが、その不倫相手は彼女以外にもたくさんの女性と遊んでいたらしく、2人はすぐに破局したとのこと。彼女は借金返済のため忙しく働かざるを得なくなったようです。
数年後、私にも女の子の赤ちゃんが生まれ、彼女の夫とは家族ぐるみで付き合うようになりました。自分が遊びたいからと言って、赤ちゃんを深夜に連れ出し、友だちに押し付けるなんて言語道断です。子どもを育てるなら、その自覚と責任をしっかりと持ちたいものですね。