しかしその間タク男から養育費は支払われず、突然現れては、高そうなスーツを着て一家の大黒柱として振る舞います。
子どもたちのため、タク男への怒りを抑えるよう子さん。そんな矢先、長年続けていた内職の仕事ぶりを評価され、収入が増えたことで、アパートから古い一軒家に引っ越せることに。
ある日、帰宅するとアパートの前にタク男の不倫相手(現在の妻)が立っていました。
「こんなボロアパートに子どもを住ませるなんて母親失格だね」
不倫相手はわざわざ数時間かかる距離を移動してきて、ようこさんの暮らしぶりを見て嫌味を吐き捨てて去っていったのです。
浮気相手と元夫の現状を知って
数日後、ようこさんが夜逃げした際に世話になった義父の弟が訪ねてきました。実はタク男は借金返済後も定職に就かず、裕福な不倫相手の両親に金銭的援助を受けているとのこと。
ようこさんはタク男にはいざとなったら頼れる場所はあるが、養育費の件で裁判をしてもタク男自身には支払い能力がないことを知ります。
万が一争うことになったら、子どもたちが巻き込まれてただ不憫な思いをさせてしまうと思いました。
さらに、不倫相手にも問題が。不倫相手はもともと自分が結婚する予定で、ようこさんがタク男を脅したと、ありもしない話を周囲に言いふらしているのでした。
タク男が高いスーツを着て余裕があるように見えたのは、金銭的には困っていなかったから。
好き勝手してきたタク男には救いの手があるのに、被害を被ったようこさんばかりが苦労するのはあまりにも理不尽です。
人の不幸を願うと自分に返ってくると言いますが、さすがにタク男には何らかの罰が下ることを願わずにはいられませんね。