この感じってまさか…
数カ月前から彼との旅行を計画していた私。旅行の日程と生理が被らないよう、予定日の1週間くらい前に行くことに。自然豊かな風景を堪能できる宿と味噌づくり体験ができるプランに決定し、私たちはとても楽しみにしていました。
迎えた旅行当日。天気も良く絶好の旅行日和だな~と思っていたのですが、私はどこか体に違和感を覚えるように。なぜか甘い物が食べたくなってしまい、食べ歩きのときに甘い物ばかりを食べてしまったり、冗談半分に「旅行だからってそんなに食べたら太るぞ」と言った彼のひと言にイライラしたり……。
「まるで生理前みたい」と、私は不安な気持ちになってしまいました。次第におなかも痛くなってしまいましたが、「きっと食べ過ぎたのかも」と思うようにし、夜は出かけず宿泊施設の部屋でゆっくり過ごすことに。
楽しみにしていた味噌づくり体験
そして翌朝。この日は、楽しみにしていた味噌づくり体験をするため、早めに宿を出発。心配していた生理もきていなかったので、まぁ大丈夫だろうと思い、体験のお店へ向かいました。
味噌づくり体験は、まずはじめにスタッフの方が丁寧に味噌の種類や工程の説明をしてくれて、そのあと実際に作ってみましょうという流れ。大豆、麹、塩を混ぜる工程は力作業で、グッとおなかに力を入れて混ぜる必要がありました。
思ったよりも力仕事だな~と思いつつ、グッとおなかに力を入れた瞬間、下半身からドロッと何かが出た感覚が。もしや生理?と思った私は、味噌づくりどころではなくなり冷や汗が止まらず……。その後なんとか味噌づくり体験を最後までやり切り、急いでトイレに駆け込みました。
ショックすぎる…!
トイレで下着を確認したところ、やはり生理がきていたのです。ズボンに汚れはついていなかったものの、下着にはうっすら経血のシミが。ナプキンを持っていなかったため応急処置としてトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして挟み、彼に事情を説明して宿へ戻ることにしました。
しかし、ショックなことは続き、持ってきたと思っていたはずのナプキンポーチがなく、まさかの家に忘れてしまっていたのです。しかも、宿は自然豊かな場所にあったので、近くにお店はなくナプキンをすぐに手に入れることができません。
「どうしよう……」と困り果てた私は、最後の頼みの綱として宿のスタッフさんに聞いてみることに。すると、ササッとナプキンを用意してくれただけでなく温かい飲み物まで提供してくれたのです。すてきな心づかいに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
とても楽しみにしていた旅行でしたが、生理がきてしまいドタバタする結果となった私。今回は、宿の方がナプキンを貸してくださったおかげで何とかなりましたが、旅行には必ずナプキンを準備しておくべきだなと思いました。そしてやはり、予定日の1週間前後はいつ生理がきてもおかしくないと思うので、油断してはならないと実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/伊東理恵子
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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