一緒に暮らし始めると…
結婚して一緒に生活を始めたとき、歯磨き粉やヘアスプレーといった男女共用で使える日用品はシェアするのが普通だと思っていた私。商品のメーカーなど、あまりこだわりをもっていないため、夫の好きな商品を選んでもらって一緒に使おうと考えていました。
しかし、夫は日用品をシェアして使うことは「反対」というタイプでした。商品のメーカーや効果などにこだわりがあるわけではないですが、「自分専用の物」として使いたいのだとか。
その意見を初めて聞いたときは、これまで一緒に使うことがあたりまえだと思っていたため、思わず「なんで?」と感じてしまった私。わざわざ私用と夫用で似たような商品を2つ並べるのは収納スペースの場所をとりますし、すでに家にある物を私用にともう1つ購入するのは無駄に感じてしまったのです。
夫の感覚
そこで私は、「収納場所も限られているし、やっぱり2人で1つの物をシェアしたいんだけど……」と改めて夫にお願いをしてみました。すると、夫は「自分ひとりで使い切るのが好きだし、自分専用という感覚が好きなんだ」と言います。
夫の感覚を理解することはできませんでしたが、自分にない感覚だからと否定するのもおかしいと思い、それからは私用と夫用で日用品を分けて使うようになりました。
洗面台のハンドソープや洗濯用洗剤など家中すべてのものを分けることはしていませんが、わが家では歯磨き粉やヘアスプレー、シャンプー、コンディショナーや洗顔フォームなど、夫のこだわりの強い物は専用の日用品として別々に使っています。
一緒に生活を始めたら、日用品はシェアして使うものだと思い込んでいた私。そのため、夫から「自分専用という感覚が好きだからシェアはしたくない」と言われたときは、自分にはない価値観だったため本当に驚きました。せっかく一緒に住んでいるのに違うものを使うという寂しさやモヤモヤは、正直いまだにあるのですが、さまざまな価値観があると思い生活しています。
著者/やん子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!