夜な夜なある行動を…
ある生理前の夜、急激に空腹を感じ、何かを食べたくて仕方なくなりました。しかしそのとき、冷蔵庫にはすぐに食べられるような物が残っておらず、私はひとまずご飯を炊くことに。そして、ご飯にバターをのせたあと、しょうゆをかけて食べました。
そのときは2合を炊きましたが、当然すべて食べるつもりはなく、余った分は冷凍しようと思っていました。しかし、いざ食べ始めると食欲が止まらず、結局気づいたときには2合すべてがなくなっていたのです。
突然、情緒が不安定に?!
夜に2合のご飯を食べたという罪悪感を感じつつも、大学のテストが近かったこともあり、すぐに勉強を開始しました。しかし、しばらくすると急激に気分が落ち込み、なぜか突然、目から涙が……。困惑しているうちにも涙はあふれ止まらなくなり、その後もしばらくの間、私は号泣し続けたのでした。涙がおさまってからもわけがわからず、私はおかしくなってしまったのか?と不安にも駆られて……。
婦人科を受診した結果…
それから数年が経ち、さらに生理症状が悪化したため婦人科を受診したところ、PMS(月経前症候群)と診断されました。
また、病院でPMSを改善するための生活指導を受けた際に、生理前や生理中は血糖値が下がりやすく、気分が落ち込みやすいので、炭水化物ばかりとらないようにと医師から言われました。このときようやく、大学時代の号泣はご飯のドカ食いが原因だったのではないか、と気づいたのです。
現在は、生理症状やPMSを軽減するために低用量ピルを服用していることもあり、生理前に気分が落ち込むことはほとんどなくなっています。ただやはり、もう二度とわけもなく号泣したくはないので、食事やおやつを口にする際は、脂質やたんぱく質、野菜など、バランスよく栄養をとるようになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/百田
監修/助産師 松田玲子
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