現在は在宅で仕事をしているのですが結婚当初、私は専業主婦でした。友達とランチに行く約束をしていたその日、家を出る直前に夫から電話がかかってきたのですが……。
だらしない夫にあ然
家に大事な資料を忘たと言い、すぐに会社まで届けて欲しいと言うのです。これだけでなく、寝坊も多く毎日のように私は車で会社まで送っていたのでした。こんなことが続き、友達や会社に迷惑をかけてしまうことも…。夫は「最初は怒るけど、最終的には俺を助けてくれる!これからもフォローよろしく!」と私に言い軽くあしらうのでした。 後日、夫が突然投資をしないかと持ちかけてきました。なんでも、知り合いから紹介されて始めたと言うのです。まさかと思い「投資を始める前に、どこかにお金支払ってない?」と聞くと、金融会社で100万円を借りて知り合いに支払ったと言うのです。怪しいと思った私は、投資をやめることを夫に約束させ、100万円返済のため仕事を探し始めたのです。
母の名案で働くことに
数日後、義両親から電話があり働き始めるのかと聞かれました。夫が借金を作ったから働かなければと言っても嫁は家にいて旦那を支えろと言い反論ばかり。やっと電話を終え、私は愚痴を聞いてもらうため自分の両親に電話しました。私の母が在宅ワークならバレないのでは?と提案してきます。こうして私は在宅ワーカーになったのです。そして、念には念をと言うことで、近所に住む義実家から少しでも距離を取るため、父が倉庫がわりに使っている家を借りることにしました。私と夫はすぐに引っ越しをしたのでした。
義両親の信じられない言動に絶句
ある日、夫と自宅にいると突然インターホンが鳴りました。私がドアを開けると引っ越し業者と義両親が立っていました。すると突然「息子が買った家だから同居して当然。今日からよろしく」と言うのです。何を言っているのか理解できない私を夫がリビングへ連れて行き「俺が投資で稼いだ金で家を買ったと言った。そうすると両親も投資をすると思って!」と言うのです。実は夫は投資をやめておらず、借金を重ねていたことが判明したのです。こんな大事になっているのにも関わらず「俺の味方だろ?これからも頼りにしてる!」とヘラヘラしているのです。完全に愛想を尽かした私は「同居なんて絶対嫌です!私は別居します!」と義両親に向かって宣言し家を飛び出しました。
嘘を重ねた夫が窮地に!
私は実家へ行き、両親に相談することにしました。話を聞いた両親は激怒し私を実家に残し、夫と義両親がいる家へ向かったのです。数分後、母から着信があり電話に出ると「ビデオ通話にしておくから見ていてね」と言いうので指示に従うことにしました。夫と義両親のいる家へ入ると「勝手に入ってきて、不法侵入だぞ!?」と義父がひと言。そこで私の父が「この家の名義は私ですが」と暴露します。慌てる義両親は夫に向かって「投資でだいぶ稼いでいるって言ってたよな?引っ越すぞ!」と言います。もちろんお金なんてない夫は俯いたまま無言に。窮地に立たされた夫は私に助けを求め連絡をするも、母とテレビ電話中なので繋がるはずもなく。私の母が通話中の画面を見せると半泣きで「いつもなんだかんだ言いながら助けてくれるじゃないか!」と喚くのです。呆れた私は「あなたのママでもお世話係でもないの!もう離婚します」と言ってやったのでした。
投資にのめり込んだ元夫の末路
その後、私は無事に離婚成立!投資にのめり込んでいた夫ですが、やはり騙されていたようで借金だけが残ることになったと知り合いから聞きました。 私は実家へ戻り両親と暮らすことに。投資などに手を出さず、真面目に働いている方が私にはあっていると思うのでした。