マイホームでBBQ
私も夫も、マイホームが建ったら庭でBBQすることが夢で、家の周りでも何軒かBBQしている家があったので、うちもBBQデビューすることに。
事前に、夫と「においでご近所トラブルにならないように」と、話し合って、洗濯ものを外に干しているご家庭や窓を開けているご家庭がある日はやらない、19時以降は食べている途中でも撤収、などのルールを作りました。
また、最初にBBQする前に、家の周り数軒へ「これから庭でBBQをしたいと思っているのですが、においは大丈夫でしょうか?」と確認することにしました。
裏に住んでいる高齢女性の態度
わが家の裏には、70代くらいの夫婦が住んでいて、いつも会うと笑顔であいさつしてくれていました。ですが、わが家でBBQを始めてから、奥さんの態度があきらかに冷たくなっていったのです。許可は得ていたものの、やはりBBQが原因だろうか、もうしないほうがいいかなと思っていた矢先、2軒隣の家の奥さんと話す機会がありました。
私が「BBQのとき、においすみません」と言うと、その奥さんは「うちもやっているからお互い様! でも、〇〇さんの家(裏に住んでいる70代の夫婦)は絶対BBQしないから、春先になったら菓子折り持って行って『今年もBBQします』って言ったほうが波風が立たないらしいですよ。うちもその暗黙のルールを知らなくて、BBQをやっていたら無視されるようになっちゃって……。隣の人から教えてもらって、それからは毎年菓子折り持ってあいさつに行っているんです」と教えてくれました。
私もその暗黙のルールに則り、すぐに裏の家へ菓子折りを持ってあいさつに行きました。すると、奥さんの態度がまたやさしくなっていったのです。もちろんまたあいさつもしてくださるように。住宅街でのBBQは、賛否両論があるものだと改めて感じ、今後も周囲への配慮などを念入りにおこなおうと思った出来事でした。
著者:吉川みきな/女性・看護師。15歳女の子と5歳男の子、1歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています