義母とケーキを買いに行くと…
結婚してすぐ、夫の実家に遊びに行ったときのことです。付き合っていたころから義家族と交流はあったので、気軽な感じで「甘いもの食べたいねー、ケーキ買いに行こっか」という流れになりました。
そして、私たちは義母が以前から気になっているというケーキ屋さんへ。私がたくさんある種類の中からどれを買おうか迷っていると、義母が「どれ食べる? 食べたいものを教えて。適当に買うから」と言ってくれたのですが……そのあと義母は、私と夫、義両親の4人しかいないのに、ケーキを8つも購入したのです!
爆買いが大好きな義実家
義実家に戻ってからみんなとシェアし、いろいろな種類のケーキを食べられて大満足の私。しかし同時に、義母はいつもこんなに大量にケーキを買うのだろうか?と疑問に思いました。そこで、義母に「私の実家ではいつもケーキは1人1つと決まっているので、びっくりしました。お義母さんはいつもいっぱい買うんですか?」と質問してみたのです。
すると、義母の代わりに答えたのは夫。「わが家では食べたいものとか欲しいものがあると、いつも爆買いするんだよ」と笑いながら教えてくれました。
例えば、コンビニなどでシールを貯めたらプレゼントがもらえる企画があれば、少しずつ購入するのではなく、一気に購入してシールを一発で貯めてしまうのだとか。他にも、義実家では冷凍マンゴーにハマっていた時期があり、そのときはネットで大量に購入したそうです。
ちなみに、今年で結婚して8年が経ちますが、今でも義実家の文化にびっくりするときがあります。先日、義両親とパン屋さんに行ったときには、明日の夕食までまかなえるくらいのパンを購入していました。
最もびっくりしたのは…
義実家の文化の中でも、私が1番びっくりしたのは、私と夫の誕生日が近づいてきたころ、義母がサプライズでケーキを買ってきてくれたときでした。
ハッピーバースデーの歌とともに運ばれてきたのは、なんと……5号サイズ(4〜6人分)のホールケーキが2つ! 義母は「2人ともケーキの好みが違うでしょ?それで悩んだのだけどね、私がどっちも食べたいな〜って思ったから2つとも買っちゃった!」とニコニコ。
「おおらかだなぁ」と思いながらも、「こんなに食べられないよ〜!生ものだから残すことができないし……」とも感じてしまいました。最終的にはどうにか食べ切ったのですが、このときはさすがにおなかが苦しかったです。
物の購入の仕方も家庭によって違うのだなと気づいた体験です。夫はカフェに行ったときに商品を2つ購入しようとすることがあるのですが、義実家の文化に触れて「この家庭で育ったからか」と納得しました。今でも義実家の文化に驚くことがたまにあるのですが、私は食べることが好きなので、義実家の文化をなんだかんだで楽しんでいるところもあります。
著者/松谷えりな
作画/ちゃこ
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!