「かわいい彼女ができたって聞いたけど、大したことないわね!」それが初対面で言われた言葉でした。幼馴染は、小さいころからずっと一緒だったから自分のほうが深い仲だとマウントを取るような発言をするのです。
夫のことが好きだった幼馴染
きっと彼女はずっと夫のことが好きだったのでしょう。しかし夫から見た彼女はただの幼馴染です。少し嫌な感じはするものの、あまり気にせずに過ごしていました。
次に幼馴染に会ったのは、夫の地元の友だちとの飲み会でした。友だちはみんなフレンドリーで私のことを「素敵な奥さんだ」と褒めてくれたのですが、幼馴染は不機嫌そう。
「えー微妙じゃない? 服装もセンスもイマイチだし」と、その場の雰囲気をぶち壊すような発言をします。それでもまわりの空気を察したのか「私サバサバ系だから、毒舌になっちゃった」と取り繕っていました。
自称サバサバにうんざり!
その後も「私、サバサバ系だから~」と笑って私をけなし続けます。飲み会の雰囲気は最悪に……。私たち夫婦も友だちも幼馴染にはうんざり! 早々に飲み会をお開きにしました。
その後、夫の地元グループは幼馴染の彼女を飲み会に誘わなくなったようですが、定期的な飲み会は開催されていました。しかし、幼馴染が黙っているわけがありません。自分抜きで飲み会をしていることをかぎつけて、あるとき居酒屋に突撃してきたのです。
幼馴染は久しぶりに仲間と会えたからか、いつも以上にハイテンション。場の空気が冷えていることも気付かず、ひとりでずっと喋っていました。
これって本当にサバサバ系?
その上幼馴染は、私の目の前で夫に抱きついて甘え始めます。こともあろうに「先週、私の浮気現場を見た」と夫に告げ口。しかしここ最近の私は結婚式の準備で忙しく、浮気をするような時間はありません。夫もそれを理解しているので、幼馴染の話が嘘であることは明らかです。
ついに夫は「これってサバサバ系じゃなくて、単に性格が悪いだけだよね? 」と一蹴。その言葉に幼馴染は泣き出し、そのまま逃げるように出て行ってしまいました。
その後、幼馴染は夫と顔を合わせるのが気まずくなったのか、地元を出て一人暮らしを始めたそう。友人も誰ひとり彼女を遊びに誘わなくなったようでした。
サバサバした性格とは、通常さっぱりとした性格のことを意味します。相手の気持ちを考えずになんでも口に出す人は、サバサバした性格とは言い難いでしょう。友だちを失くして、当然の結果と言えますね。