妊娠をしたとき、つらいのは「陣痛とお産」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。ところが実際に経験すると、ほかにもつらい状況がいくつもありました。今回は、筆者が出産後に感じた痛みについてお伝えしたいと思います。
出産後は排尿が大変だった
私は2回の出産を経験しましたが、2回とも会陰切開をおこないました。切開した会陰部は産後に縫合してもらうのですが、処置を終えたあとは排尿の際に痛みがありました。
また、切開をしない場合も同様のようですが、トイレの際は清浄綿を使用します。洗浄綿を使う際、傷口を考えてどう拭いたらいいか迷ったうえに、傷口にしみて痛みが!力を入れても縫合部分に痛みが出るので、産後はトイレのたびにドキドキしていました。
痛みがあまりにひどい場合は相談を
私の場合、産後3日目に縫合部分がひきつる感覚があり、強い痛みがありました。その際は、ドーナツクッションに座っても痛くてどうしようもないので、横になっていることしかできず、助産師さんに相談することに。
相談の結果、先生が縫合した糸を数本切ってくれることになりました。すると、クッションの上に座れるようになりましたよ。産後5日目の抜糸後には違和感がなくなり、トイレの際もしみることが少なくなって、だいぶ楽になりました。
私の場合、産後1カ月健診前には回復!
抜糸後も、力を入れるとズキンと痛んだり、長時間座ることが難しい状況でした。また、私の場合、退院後もそのような状態が3週間ほど続きました。入院中はできる限り横になり、退院後は、厚みのあるクッションの上に座ったり、腰に力を入れないよう心がけました。
また、細菌の感染が起きないよう、常に清潔にしておくのも重要なのだそうです。そのため、トイレのあとは毎回洗浄綿を使用しました。その後、産後1カ月健診前にはすっかりよくなりましたよ。
「産後の肥立ちが大事」と言われますが、私は難産だったこともあり、1カ月ほど家族に家事を任せることになりました。また、あまり動かずに、赤ちゃんと一緒にできるだけ寝るように心がけたことを覚えています。妊娠中、出産時だけでなく、出産後も無理は禁物です。つらいときは助産師さんや先生に相談しながら、体の回復を第一に乗り越えていきましょう。(TEXT:ママライター石原みどり)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。