遠足に被ってしまった生理
「なんとか遠足には被りませんように……」と思っていましたが、生理が遠足に被ってしまいました。とはいっても生理1日目や2日目ではなく、3日目だったのであまり経血量は多くない日。
ナプキンを交換する時間を気にしなければいけなかったものの、一番不安に思っていた生理痛もなかったので、思っていたよりも楽しく過ごしていました。そんなとき、「そろそろナプキンを交換しなきゃ」という時間になったころ。私はナプキンを交換するために、公園に設置されていた仮設トイレへ……。
サニタリーボックスがない仮設トイレ
用をたしてナプキンを交換し、使用済みナプキンを捨てようとすると、学校や家には備え付けられているサニタリーボックスがないことに気がつきました。
私はこれまでサニタリーボックスがないトイレを利用したことがなかったので、どこに捨てればいいのかわからず焦ってしまい……。たまたまポケットにビニール袋が入っていたため、家に帰ってから捨てようと一旦ビニール袋の中にしまうことにしました。
そして、トイレから戻った私は、そのビニール袋をリュックのポケットにしまったのです。
異臭のその先には
遠足から帰ってきてしばらく日が経ってからのこと。私は遠足中に仮設トイレで交換したナプキンの存在をすっかり忘れていました。このとき、使用済みのナプキンは未だにリュックの中。
そのことはもう私の頭になく、自宅で「なんか臭うな」と思ったのです。その臭いの先には遠足で使っていたリュックが。
リュックのポケットを開けてみると、忘れていた使用済みのナプキンがビニール袋の中に入っていたのです。「忘れていた……!」と使用済みナプキンをすぐに捨て、リュックに消臭スプレーを吹きかけたものの……染みついた経血の臭いはなかなか消えませんでした。
その後、母に相談しリュックの洗濯をするなど試行錯誤してみましたが、臭いは完全に消えなかったこと、使用済みのナプキンが入っていたリュックを使うのに抵抗を感じたため、やむなくそのリュックを捨てることに。
遠足にいたときは、「家に帰ったら捨てよう」と思っていたはずが、捨てるのを忘れて放置してしまっていた私。「なんで捨てるのを忘れていたのだろう……」と後悔しました。
そして、このときは出先のトイレにサニタリーボックスがない場合もあることを知りませんでした。幸運なことにポケットの中にビニール袋が入っていましたが、普段は持ち歩いていなかった物。この経験があってから、私はナプキンと一緒にビニール袋も持ち歩くように。
また帰宅後は、出先のトイレにサニタリーボックスがなくて、自宅に持ち帰ってきていないかどうかも思い出すように。そのように行動したことで、この件以降、ナプキンを捨て忘れるということはありません。
著者:沖田彩花/女性・主婦
作画:ののぱ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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