毎日朝早く家に来て小言を言う義母「ノロマ妊婦はすっこんでな！」→やられたらやり返す！！その結果…

そんな義母が、妊娠がわかって以来突然家に押しかけてくるようになりました。それもかなり朝早く……。

 

義母は手付かずの洗い物や洗濯物を見るなりため息をつきます。今からやろうと思っていたのに！

義母は家から持ってきたお弁当を私の前に差し出しました。「トロい妊婦はこれでも食べてすっこんでな！ どうせまともな食事をしていないだろうからね」とひと言。勝手に家事を始めました。

 

義母の言い方にカチンときましたが、言い返したら余計にきついことを言われるに違いありません。私は黙って食べることにしました。

 

その間も「こんな服を着て！体が冷えたらどうするの！」「お菓子なんて食べて！」という義母の小言が聞こえてきます。

できれば穏やかに過ごしたいと思っていた妊婦生活も、毎日のような義母の来襲と小言の中、過ぎていきました。しかし妊娠後期になったころ、突然義母が来ない日が続きました。これで二度寝ができる！ と喜んでいたのも束の間、義母は体調を崩して寝込んでいたのです。

 

実家暮らしの義妹曰く、義母はそれでもわが家に来ようとしたそう。そこで私は思いがけない話を聞かされました。

 

義母が朝早くやってくるのは、私が無理して家事をするのを阻止するためだったそう。私、とんでもない誤解をしていたようです。

 

よく考えたら、出されたお弁当は体に良いものばかり。もっとストレートにやさしくしてくれればよかったのに……。

 

義母の本当のやさしさに気付いた私は、徹底的に甘えることにしました。そう思った途端、小言も今までとは違って聞こえます。

 

さらに、義母に対して私も強気に出ることにしました。義母は時々寝込むことがあったよう。病気が心配だったので「病院に行かないと孫は抱かせない」と言って、強引に義母を検査に連れ出しました。

検査の結果、義母はとある病気で入院手前の状態だということが判明。安静にするように言われてしまいました。私は義母の様子を見るために、翌日早朝から義実家に向かいました。今度は私が心を込めてお世話をする番です。

突然私がやってきたことに驚く義母を横目に、義妹と協力しながら一気に家事を片付けます。義母は慌てて自分でやろうとしますが、そんなことをさせるわけにはいきません。

「年寄りは座ってな！」私がそう言うと、義妹も義母もビックリしている様子。「お義母さんのマネですよ。一度言ってみたかったんです」と私が笑うと、義母は苦笑い。でも、ちゃんと言うことを聞いて、安静にしてくれました。

 

その後、私は無事に元気な赤ちゃんを出産。義母もすっかり元気になりました。今は育児をサポートするために、またわが家への突撃が再開しています。

 

 

誤解が解け、嫁姑が仲良くなってよかったですね。しかし、言葉の選び方を間違えると自分の思いが正しく伝わらないこともあります。言葉選びや接し方などを間違えないように気を付けたいですね。