し、信じられない…。
ドラッグストアの美容部員として働いていたとき、私はあるお客さんの子どもがアイシャドウのテスターをほじって粉々にしているのを見つけました。
近くに親らしき人がいなかったため、子ども本人に注意してやめてもらったのですが、私がいなくなるとまた同じことをし始めます。今度は親がそばにいたのですが、注意するどころか笑いながら見ていて驚きました。
床に粉が落ちて汚くなっていたため再度子どもに注意すると、親は謝罪をするどころか舌打ちをしてこちらを睨み、子どもに注意することもなく帰っていきました。
その後、掃除をして片づけましたが、新しいテスターはすぐに用意できないため色を試したい方が使えない状態が続きました。もし子どもの行為に気がつかなかったら、粉々になったアイシャドウが店のあちこちに散らばり、他のお客様のお洋服が汚れていたかもしれないと思うとぞっとします。
自分の子どもが悪いことをしていたら、親にはしっかり注意してもらいたいと強く思いました。また、自分に子どもが生まれたときは、人に迷惑をかけるのはいけないことだときちんと教えたいと思った出来事です。
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子どもが人に迷惑をかけているのに、親が注意せず笑って見ているだけで困惑した……という体験をしたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。
皆さんはそんな親子と出会ったとき、どのように対応していますか? 「こうしたら穏便に場がおさまりました」という体験談があれば、ぜひ教えてください。
作画/しおん
著者:さいとう ゆり
30代の専業主婦。大学事務や美容部員の経験あり。